33PM138第33回 あん摩マッサージ指圧師国家試験 過去問

東洋医学概論基礎理論気血津液

次の症例で、気の生理作用のうち最も低下しているのはどれか。 「45歳の男性。最近、暑くもないのに汗をよくかく。息切れ、倦怠感を伴う。舌質は淡、脈は弱を認める。」

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

この問題では、気の作用のうち、汗が漏れ出ることを防ぐ働きを確認します。

暑くないのに汗をよくかく、自汗がある場合は、気の固摂作用低下を考えます。

解説

気には、推動、温煦、防御、固摂、気化などの作用があります。

固摂作用は、汗、血、尿、精などが体外へ過剰に漏れ出ないように保持する働きです。この作用が低下すると、自汗、出血しやすい、尿漏れ、下痢などが起こりやすくなります。

この症例では、暑くもないのに汗をよくかき、息切れ、倦怠感、舌質淡、脈弱がみられます。これは気虚によって汗をとどめる力が低下した状態と考えます。

ひっかけポイント
「漏れる」「止められない」「保持できない」は固摂作用です。汗が自然に出る自汗は気虚と結びつけます。

選択肢の確認

1.気化作用
誤り。
気化作用は、水液代謝や物質の変化、尿の生成などに関係します。汗が漏れ出ることを防ぐ働きとしては固摂作用が適切です。

2.防御作用
誤り。
防御作用は外邪の侵入を防ぎ、体表を守る働きです。かぜをひきやすいなどで重要ですが、汗をとどめる作用としては固摂作用を選びます。

3.温煦作用
誤り。
温煦作用は体を温める働きです。低下すると冷えがみられます。本症例では汗が漏れ出ることが中心です。

4.固摂作用
正しい。
固摂作用は汗や尿、血などが過剰に漏れ出ないように保持する働きです。自汗、息切れ、倦怠感、舌淡、脈弱を示す本症例に最も合います。

覚えるポイント

  • 固摂作用は体内のものを漏らさず保持する働きです。
  • 自汗は気虚による固摂作用低下でみられます。
  • 温煦は温める、防御は守る、気化は変化させる作用です。

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