33PM137|第33回 あん摩マッサージ指圧師国家試験 過去問
東洋医学概論弁証論治胃熱・便秘・腹痛
次の症例でみられる腹痛の性質で最も適切なのはどれか。 「27歳の男性。主訴は腹痛。普段から食が細く、痩せ型で胃下垂がみられる。大便は溏薄。顔色は萎黄、舌質は淡、脈は虚弱を認める。」
解答・解説を見る
正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、腹痛の性質から虚実や寒熱を判断します。
食が細い、痩せ型、胃下垂、溏薄便、顔色萎黄、舌淡、脈虚弱は、脾胃の虚を示す所見です。
解説
隠痛は、はっきり強く痛むというより、鈍く持続し、軽く押さえると楽になるような痛みです。虚証でみられやすい痛みとして重要です。
この症例では、食が細く、痩せ型で、胃下垂があり、大便は溏薄、顔色は萎黄、舌質は淡、脈は虚弱です。これらは脾胃の気虚や虚寒を考える所見です。
脹痛は気滞、絞痛は寒や急性の強い痛み、重痛は湿邪と関係しやすい痛みです。本症例では虚証の隠痛が最も適切です。
ひっかけポイント
虚証の痛みは隠痛です。張る痛みは気滞、重だるい痛みは湿、絞るような痛みは寒や急性痛で考えます。
選択肢の確認
1.脹 痛
誤り。
脹痛は張ったような痛みで、気滞でみられやすい痛みです。本症例では虚弱所見が中心です。
2.絞 痛
誤り。
絞痛は絞られるような強い痛みで、寒邪や急性の強い痛みで考えます。本症例の慢性的な虚証所見とは合いません。
3.重 痛
誤り。
重痛は重だるい痛みで、湿邪の関与を考えます。溏薄便はありますが、症例全体では虚証が中心であり、隠痛が適切です。
4.隠 痛
正しい。
隠痛は鈍く持続する虚証の痛みです。食が細い、胃下垂、顔色萎黄、舌淡、脈虚弱を示す本症例に最も合います。
覚えるポイント
- 隠痛は虚証でみられやすい痛みです。
- 脹痛は気滞、重痛は湿、絞痛は寒や急性痛で考えます。
- 舌淡、脈虚弱、倦怠感、食欲低下は虚証の手がかりです。