33PM132|第33回 あん摩マッサージ指圧師国家試験 過去問
東洋医学概論弁証論治胃熱・便秘・腹痛
次の症例で最も適切なのはどれか。 「48歳の女性。主訴は便秘。排便時に力を込めてもスムーズに排便されない。大便は出始めは硬いが後にゆるくなることが多い。倦怠感を伴う。脈は弱を認める。」
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、便秘のタイプを症状から判断します。
排便に力が必要、倦怠感、脈弱がある場合は、気血の不足による虚秘を考えます。
解説
虚秘は、気血や陰液の不足により、便を押し出す力や腸を潤す力が不足して起こる便秘です。
この症例では、力んでもスムーズに排便されない、倦怠感を伴う、脈が弱いことから虚証が示されています。大便が出始めは硬く、後にゆるくなるという経過も、単純な熱による便秘より虚の要素を考えます。
気秘では情志の停滞による腹部膨満やげっぷ、熱秘では口渇や尿黄、便が硬い、冷秘では冷えや腹痛が重要です。
ひっかけポイント
便秘でも、強い熱だけでなく「押し出す力が弱い」虚証があります。倦怠感と脈弱があれば虚秘を考えます。
選択肢の確認
1.虚 秘
正しい。
排便に力が必要で、倦怠感と脈弱を伴うため、気虚を中心とした虚秘が最も適切です。
2.気 秘
誤り。
気秘では、情志の不調により気が滞り、腹部膨満、げっぷ、胸脇部の張りなどがみられやすいです。本症例では虚証所見が中心です。
3.熱 秘
誤り。
熱秘では便が乾燥して硬い、口渇、口臭、尿黄、舌紅、脈数などの熱の所見が重要です。本症例では脈弱と倦怠感があり、虚秘を考えます。
4.冷 秘
誤り。
冷秘では冷え、腹部冷痛、温めると楽になるなどの寒の所見が重要です。本症例では寒症状より虚証が目立ちます。
覚えるポイント
- 虚秘は便を押し出す力や潤す力が不足して起こります。
- 倦怠感、脈弱は虚証の手がかりです。
- 気秘は気滞、熱秘は熱、冷秘は寒の所見で判断します。