33PM115|第33回 あん摩マッサージ指圧師国家試験 過去問
臨床応用・症例治療運動器疾患腰部・股関節障害
次の症例に対する運動療法で最も適切なのはどれか。 「55歳の女性。主訴は右股関節の痛み。患側の股関節に可動域制限がある。さらにスカルパ三角部の圧痛が顕著である。」
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、股関節痛と可動域制限がある患者に対する安全な運動療法を選びます。
股関節への荷重や衝撃を減らしながら運動できる水中歩行が重要です。
解説
股関節痛、可動域制限、スカルパ三角部の圧痛がある症例では、変形性股関節症など股関節周囲の障害を考えます。
運動療法では、痛みを悪化させずに筋力や可動域、歩行能力を維持することが大切です。水中歩行は浮力により股関節への荷重を軽減できるため、疼痛がある患者でも比較的実施しやすい運動です。
縄跳びや階段昇降は股関節への負担が大きく、痛みを悪化させる可能性があります。ラジオ体操も動作範囲や負荷が症状に合わない場合があり、最も適切とはいえません。
安全管理上のポイント
股関節痛がある場合は、痛みを増強する高衝撃運動を避けます。水中運動は荷重を減らしながら運動量を確保しやすい方法です。
選択肢の確認
1.水中歩行
正しい。
水中歩行は浮力により股関節への荷重を減らし、痛みを抑えながら歩行練習や筋力維持を行えます。本症例に最も適切です。
2.縄跳び
誤り。
縄跳びは着地時の衝撃が大きく、股関節痛や可動域制限がある患者では症状を悪化させる可能性があります。
3.ラジオ体操
誤り。
ラジオ体操は全身運動ですが、股関節に痛みがある場合には動作によって疼痛を増強することがあります。最も適切な運動療法ではありません。
4.階段昇降
誤り。
階段昇降は股関節への負荷が大きい運動です。疼痛や可動域制限がある症例では、まず水中歩行のような低負荷運動が適切です。
覚えるポイント
- 股関節痛には低負荷で継続しやすい運動を選びます。
- 水中歩行は浮力により股関節への荷重を減らします。
- 縄跳びや階段昇降は股関節への負荷が大きい運動です。