34PM103|第34回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
経絡経穴概論経脈・奇経の病証と流注心経・督脈・肝経・脾経・奇経八脈
奇経八脈病証で「背骨のこわばり、頭痛、心臓部痛、足の冷え、遺尿がある」のはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、奇経八脈の病証のうち、督脈病証を見分けます。
督脈は体の後正中線を上行し、脊柱、頭部、陽気と深く関係します。
解説
督脈は、会陰部から脊柱に沿って上行し、頭部へ至る奇経です。陽脈の海とも呼ばれ、全身の陽気を総督する働きがあるとされます。
督脈病証では、背骨のこわばり、項背部の強ばり、頭痛、痙攣、脊柱に沿った症状などがみられます。設問の「背骨のこわばり、頭痛」は督脈を強く示します。
心臓部痛、足の冷え、遺尿も督脈病証の文脈で出題されます。
ひっかけポイント
背骨、脊柱、頭部、陽気が出たら督脈を考えます。任脈は前正中線、帯脈は腰腹部を帯のようにめぐるイメージです。
選択肢の確認
1.督脈病証
正しい。
督脈は脊柱を通るため、背骨のこわばりや頭痛などの症状と関係します。設問の症状に最も合います。
2.任脈病証
誤り。
任脈は前正中線を通り、陰脈の海とされます。下腹部、婦人科、生殖、陰液などに関係します。背骨のこわばりを中心とする設問には督脈が適切です。
3.衝脈病証
誤り。
衝脈は血海とされ、月経や血の異常、腹部から胸部へ上衝する症状などに関係します。背骨のこわばりと頭痛を中心とする設問には合いません。
4.帯脈病証
誤り。
帯脈は腰腹部を帯のようにめぐり、帯下、下腹部や腰部の症状に関係します。脊柱と頭部症状が中心の本問では督脈が適切です。
覚えるポイント
- 督脈は後正中線を通り、脊柱や頭部に関係します。
- 督脈は陽脈の海とされます。
- 任脈は前正中線を通り、陰脈の海とされます。
- 衝脈は血海、帯脈は腰腹部を帯状にめぐる経脈です。