32PM127|第32回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
頭痛の症状で施術適応となるのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、頭痛の中で施術適応となり得るものと、医療機関での緊急評価が必要な危険な頭痛を区別します。
突然の激痛、神経症状、噴出性嘔吐、感染を疑う症状は、まず医療機関での評価が優先されます。
解説
選択肢3は、深夜に片側の眼窩周囲の激烈な痛みが発作的に起こり、流涙・鼻汁を伴い、1時間程度で治まっています。これは群発頭痛を考える所見です。群発頭痛は一次性頭痛に分類され、医学的診断と治療を前提に、状態に応じて施術対象となり得ます。
選択肢1は、突然の激しい後頭部痛、回転性めまい、起立困難、反復嘔吐があり、脳血管障害や小脳・脳幹病変を疑います。選択肢2は、早朝頭痛、週単位の増悪、噴出性嘔吐があり、頭蓋内圧亢進を疑います。選択肢4は副鼻腔炎を疑う症状で、感染性疾患として医療機関での評価が必要です。
安全管理上のポイント
危険な頭痛を見逃さないことが重要です。突然の激痛、神経症状、意識障害、噴出性嘔吐、発熱を伴う頭痛では施術より医療機関受診を優先します。
選択肢の確認
1.突然の激しい後頭部痛とともに回転性めまい、起立困難が生じ、反復する嘔吐がみられた。
施術適応ではありません。
突然の激しい後頭部痛、回転性めまい、起立困難、反復嘔吐は、脳血管障害や小脳・脳幹病変を疑う危険な所見です。緊急の医療評価が必要です。
2.早朝時の後頭部の非拍動性の慢性頭痛が週単位で増悪し、今朝は噴出性嘔吐がみられた。
施術適応ではありません。
早朝頭痛、週単位の増悪、噴出性嘔吐は頭蓋内圧亢進を疑う所見です。脳腫瘍なども鑑別に挙がり、医療機関での評価が優先されます。
3.深夜に、流涙・鼻汁を伴う片側の眼窩周囲の激烈な痛みが発作的に生じ、1時間で治まった。
正しい。
片側眼窩周囲の激痛、流涙、鼻汁、夜間発作、1時間程度での軽快は群発頭痛を考える所見です。一次性頭痛として、診断・治療を前提に施術適応となり得ます。
4.感冒症状が治まって、2週間後に前頭部のズキズキとした痛み、熱感、叩打痛とともに後鼻漏が出現した。
施術適応ではありません。
前頭部痛、熱感、叩打痛、後鼻漏は副鼻腔炎を疑う所見です。感染の評価と治療が必要であり、施術より医療機関での対応を優先します。
覚えるポイント
- 危険な頭痛では施術前に医療機関受診を優先します。
- 突然の激痛、神経症状、噴出性嘔吐は危険信号です。
- 群発頭痛は片側眼窩周囲痛、流涙、鼻汁、夜間発作が特徴です。
- 頭痛の施術適応では、一次性頭痛か二次性頭痛かを見分けます。