46AM56|第46回 第2種ME技術実力検定試験 過去問
Ⅱ 実際的知識安全性・信頼性電気安全・医用電気設備/漏れ電流・電撃安全
JIS T 0601-1での医用電気機器のクラス別分類で、すべてのクラスに要求されている保護手段はどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、ME機器安全管理の規格JIS T 0601-1による医用電気機器のクラス別分類が問われています。クラスI・クラスII・内部電源機器に共通して要求される保護手段は何かを考えます。
解説
JIS T 0601-1では、感電に対する保護の方法によって機器を分類します。どのクラスでも、まず基本となる絶縁があり、それに加えてもう一段の保護手段が加わります。
ここでの考え方の基本が二重の保護です。
- 基礎絶縁:充電部と人が触れる部分を隔てる、最初の(基本となる)絶縁。これはどの機器にも必ずある。
- 基礎絶縁が壊れたときに備える「2番目の保護手段」が、クラスによって異なります。
クラス別の違い:
- クラスI機器:基礎絶縁 + 保護接地(金属外装などを接地して、絶縁が壊れても感電しないようにする)。
- クラスII機器:基礎絶縁 + 補強絶縁(または強化絶縁)。接地に頼らず、絶縁を二重にして守る。
- 内部電源機器:電池などで動き、商用電源につながない機器。
このように、2番目の保護手段(保護接地・補強絶縁など)はクラスごとに違いますが、基礎絶縁はすべてのクラスに共通して要求されます。したがって答えは4です。
ひっかけポイント
保護接地はクラスIだけ、補強絶縁・強化絶縁はクラスIIに関係する手段です。「すべてのクラス共通」は最初の絶縁である基礎絶縁です。
選択肢の確認
1.保護接地
誤り。
保護接地はクラスI機器の2番目の保護手段で、すべてのクラスに共通ではありません。
2.補強絶縁
誤り。
補強絶縁は主にクラスII機器で基礎絶縁に追加される保護で、すべてのクラスに共通ではありません。
3.内部電源
誤り。
内部電源は機器の電源の種類(電池駆動)を表すもので、すべてのクラスに共通して要求される保護手段ではありません。
4.基礎絶縁
正しい。
充電部と人を隔てる基本の絶縁で、クラスI・クラスII・内部電源機器のいずれにも共通して要求されます。
5.強化絶縁
誤り。
強化絶縁は基礎絶縁と補強絶縁に相当する保護をまとめて1つの絶縁で実現するもので、主にクラスII関連です。すべてのクラスに共通ではありません。
覚えるポイント
- 基礎絶縁はすべてのクラスに共通して要求される。
- クラスI=基礎絶縁+保護接地。
- クラスII=基礎絶縁+補強絶縁(または強化絶縁)。
- 内部電源機器は電池などで動き商用電源につながない機器。