44AM30|第44回 第2種ME技術実力検定試験 過去問
芽胞を含むすべての微生物を殺滅するのはどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
この問題では、滅菌・消毒・殺菌・抗菌・静菌の違いが問われています。
芽胞は、細菌が厳しい環境で生き残るために作る耐久性の高い構造です。
芽胞を含むすべての微生物を殺滅する操作は、消毒ではなく滅菌です。
解説
医療現場では、器具や環境の清浄度に応じて、滅菌、消毒、洗浄などを使い分けます。
滅菌は、芽胞を含めて、対象物に存在するすべての微生物を殺滅または除去することです。手術器械、注射針、体内に入る器具などでは、滅菌が必要になります。
消毒は、病原微生物を感染が成立しない程度まで減らすことです。ただし、芽胞まで完全に殺滅できるとは限りません。
殺菌は、微生物を殺すという広い意味の言葉です。ただし、どの微生物をどの程度殺すかまでは言葉だけでは明確ではありません。
抗菌は、微生物の増殖を抑えることを広く示します。
静菌は、微生物を殺すのではなく、増殖を抑えることです。
ひっかけポイント
「殺菌」と「滅菌」は似ていますが、芽胞を含むすべての微生物を対象にする最も厳密な概念は滅菌です。
選択肢の確認
1.抗菌
誤り。
抗菌は、細菌などの微生物の増殖を抑えることを広く意味します。芽胞を含むすべての微生物を殺滅することではありません。
2.殺菌
誤り。
殺菌は微生物を殺すことを意味しますが、すべての微生物や芽胞まで完全に殺滅することを必ずしも意味しません。この問題の表現には滅菌が最も適切です。
3.消毒
誤り。
消毒は病原微生物を感染が成立しない程度まで減らす操作です。芽胞を含むすべての微生物を殺滅するとは限らないため、滅菌とは区別します。
4.静菌
誤り。
静菌は微生物の増殖を抑えることです。微生物を殺滅することではなく、芽胞を含むすべての微生物を除去する意味もありません。
5.滅菌
正しい。
滅菌は、芽胞を含むすべての微生物を殺滅または除去することです。医療器具を無菌状態にする必要がある場面で重要です。
覚えるポイント
- 滅菌は芽胞を含むすべての微生物を対象にします。
- 消毒は病原微生物を感染しない程度まで減らします。
- 殺菌は微生物を殺すという広い表現です。
- 静菌は増殖を抑えることです。
- 体内に入る器具や無菌操作に使う器具では、滅菌が重要です。