44PM30|第44回 第2種ME技術実力検定試験 過去問
血清の滅菌に用いられるのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、血清のような熱に弱い液体の滅菌方法が問われています。
血清にはタンパク質などが含まれるため、加熱すると変性するおそれがあります。
そのため、加熱ではなく、微生物をフィルタで除去する濾過滅菌が用いられます。
解説
滅菌方法は、対象物の性質に合わせて選ぶ必要があります。
血清は、タンパク質や生理活性物質を含む液体です。
高温にさらすとタンパク質が変性し、性質が変わってしまいます。
そのため、血清のような熱に弱い液体では、加熱滅菌は適しません。
この場合、微細な孔をもつフィルタを通して細菌などを除去する濾過滅菌が使われます。
濾過滅菌は、薬液、培地、血清など、加熱に弱い液体の無菌化に用いられます。
一方、高圧蒸気滅菌や乾熱滅菌は熱に耐えられる器具に適します。
EOG滅菌や過酸化水素低温ガスプラズマ滅菌は、主に熱に弱い医療器材に用いられますが、液体である血清の滅菌方法としては濾過滅菌が適切です。
ひっかけポイント
「低温滅菌」と聞くとEOGや過酸化水素ガスプラズマを選びたくなりますが、血清は液体です。熱に弱い液体は、フィルタを用いる濾過滅菌が基本です。
選択肢の確認
1.EOG 滅菌
誤り。
EOG滅菌はエチレンオキサイドガスを用いる低温滅菌で、熱に弱い医療器材に使われます。ただし、血清のような液体の滅菌には通常用いません。
2.乾熱滅菌
誤り。
乾熱滅菌は高温の乾燥空気で滅菌する方法です。ガラス器具や金属器具などには使えますが、血清は加熱でタンパク質が変性するため不適切です。
3.濾過滅菌
正しい。
濾過滅菌は、フィルタで微生物を除去する方法です。血清のような熱に弱い液体の滅菌に適しています。
4.高圧蒸気滅菌
誤り。
高圧蒸気滅菌は、蒸気と高温高圧を用いる滅菌法です。耐熱性の器材には有効ですが、血清ではタンパク質変性が起こるため適しません。
5.過酸化水素低温ガスプラズマ滅菌
誤り。
過酸化水素低温ガスプラズマ滅菌は、熱に弱い医療器材に使われる低温滅菌法です。液体である血清の滅菌には適していません。
覚えるポイント
- 血清はタンパク質を含むため、加熱で変性しやすいです。
- 熱に弱い液体には濾過滅菌を用います。
- 高圧蒸気滅菌は耐熱性器材に適します。
- 乾熱滅菌は高温に耐える器具に適します。
- EOG滅菌や過酸化水素ガスプラズマ滅菌は、主に熱に弱い器材向けです。