40PM151第40回 管理栄養士国家試験 過去問

公衆栄養学第40回午後・問137〜152

公衆栄養活動におけるポピュレーションアプローチの取組である。誤っているのはどれか。1つ選べ。

解答・解説を見る

正解: 5

正答

5

この問題のポイント

ポピュレーションアプローチとハイリスクアプローチの区別が問われています。「集団全体」に働きかけるか、「リスクの高い個人」に働きかけるかで判断します。

解説

ポピュレーションアプローチは、対象を限定せず集団全体に働きかけて、集団全体のリスクを下げる方法です。例として、飲食店や社員食堂での環境整備、イベントによる普及啓発などがあります。

一方、ハイリスクアプローチは、健診などでリスクの高い人を選び出し、その個人に集中的に働きかける方法です。

「低栄養高齢者を対象とした訪問栄養相談」は、低栄養というリスクを持つ人に絞った個別支援なので、ハイリスクアプローチに当たります。

判断のコツ:対象が「〜の有所見者」「〜の患者」「低栄養の人」など絞り込まれていればハイリスクアプローチ、不特定多数ならポピュレーションアプローチです。

選択肢の確認

1.飲食店を対象とした減塩メニューの開発支援
該当する。飲食店の利用者全体の減塩につながる食環境整備であり、ポピュレーションアプローチです。

2.野菜摂取促進イベントの実施
該当する。地域住民全体への普及啓発であり、ポピュレーションアプローチです。

3.社員食堂における栄養バランスに関する卓上POP の設置
該当する。食堂利用者全体に向けた情報提供・食環境整備であり、ポピュレーションアプローチです。

4.通いの場におけるフレイル予防のための料理教室の実施
該当する。通いの場に集まる高齢者全般を対象とした予防的な取組であり、ポピュレーションアプローチです。

5.低栄養高齢者を対象とした訪問栄養相談の実施
正答。該当しない。低栄養というリスクを有する個人を選定して行う個別支援であり、ハイリスクアプローチです。

覚えるポイント

  • ポピュレーションアプローチ=集団全体への働きかけ(環境整備・普及啓発)。
  • ハイリスクアプローチ=リスクの高い個人への集中的な働きかけ(個別相談・指導)。
  • 対象が絞り込まれているかどうかで見分ける。

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