40AM78第40回 管理栄養士国家試験 過去問

基礎栄養学第40回午前・問68〜81

カルシウムの吸収と代謝に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

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正解: 1

正答

1

この問題のポイント

カルシウム(Ca)の吸収を促進・抑制する因子と、血中Ca濃度を調節するホルモン・ビタミンDの働きが問われています。

解説

血中Ca濃度が下がると、副甲状腺ホルモン(PTH)が分泌されます。

PTHは腎臓でビタミンDの活性化を促し、骨からのCa放出(骨吸収)や腸でのCa吸収を高めて、血中Caを元に戻します。

逆に血中Caが上がると、PTHの分泌は抑えられ、甲状腺から出るカルシトニンが骨吸収を抑えてCaを下げます。

吸収を邪魔する因子として、リン・シュウ酸・フィチン酸はCaと不溶性の塩をつくり吸収を妨げます。

選択肢の確認

1.リンの過剰摂取は、小腸におけるカルシウムの吸収を抑制する。
正しい。リンを摂りすぎると腸内で不溶性のリン酸カルシウムをつくり、Caの吸収が抑えられます。

2.シュウ酸を多く含む食品の摂取は、小腸におけるカルシウムの吸収を促進する。
誤り。シュウ酸はCaと不溶性のシュウ酸カルシウムをつくるため、吸収を抑制します。

3.血中カルシウム濃度の低下は、ビタミンD の活性化を抑制する。
誤り。血中Ca低下はPTH分泌を促し、ビタミンDの活性化を促進します。

4.血中カルシウム濃度の上昇は、副甲状腺ホルモンの分泌を促進する。
誤り。血中Ca上昇ではPTHの分泌は抑制されます。

5.カルシトニンは、骨吸収を促進する。
誤り。カルシトニンは骨吸収を抑制し、血中Caを下げます。

覚えるポイント

  • リン・シュウ酸・フィチン酸はCa吸収を抑制する。
  • 血中Ca低下→PTH分泌→ビタミンD活性化・骨吸収促進で血中Caを上げる。
  • カルシトニンは骨吸収を抑制し血中Caを下げる(PTHと逆)。

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