40AM29|第40回 管理栄養士国家試験 過去問
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち第40回午前・問17〜42
腎疾患に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
腎疾患の診断基準や病態を、正しく区別できているかが問われています。
解説
急性腎障害(AKI)は原因の場所で「腎前性・腎性・腎後性」に分けます。腎前性は腎臓に届く血液量の低下(脱水や出血など)、腎性は腎臓そのものの障害です。
糖尿病腎症は早期に尿へアルブミンがわずかに漏れ出します。この微量アルブミン尿は、糖尿病腎症を早く見つけるための診断指標です。
ネフローゼ症候群の診断に必須なのは「高度のたんぱく尿」と「低アルブミン血症」です。脂質異常症や浮腫は伴いやすい所見ですが、必須条件ではありません。
選択肢の確認
1.ネフローゼ症候群の診断には、脂質異常症の存在が必須である。
誤り。必須なのは高度たんぱく尿と低アルブミン血症で、脂質異常症は必須ではありません。
2.腎性の急性腎障害(AKI)は、循環血漿量の減少による。
誤り。循環血漿量の減少で起こるのは腎前性AKIです。
3.高血圧合併CKD の重症度分類では、尿アルブミン定量を用いる。
誤り。糖尿病がない場合は尿たんぱく定量(g/gCr)を用います。尿アルブミン定量は糖尿病で用います。
4.微量アルブミン尿は、糖尿病腎症の診断基準に含まれる。
最も適当。早期の糖尿病腎症を示す重要な指標です。
5.腹膜透析液の浸透圧は、血漿浸透圧より低い。
誤り。ブドウ糖などで浸透圧を高くしてあり、血漿より高い(高張)ため水分を引き出せます。
覚えるポイント
- 微量アルブミン尿は糖尿病腎症の早期診断指標
- 腎前性AKIは循環血漿量の減少(脱水・出血など)
- 腹膜透析液は血漿より高張(水を引き出す)