38PM128|第38回 管理栄養士国家試験 過去問
臨床栄養学第38回午後・問111〜136
腎疾患の病態と栄養管理に関する記述である。最も適当なのはどれか。1 つ選べ。
解答・解説を見る
正解: 3
正答
3
この問題のポイント
腎疾患の病態と栄養管理に関する正しい記述を選ぶ問題です。
解説
糖尿病腎症第4期(腎不全期)でも、エネルギーは25〜35 kcal/kg目標体重/日を確保します(たんぱく質を制限する分エネルギーは十分に)。IgA腎症は糸球体メサンギウムへのIgA沈着が特徴です。慢性腎不全では活性型ビタミンDが低下し、血液透析ではリンを制限します。
選択肢の確認
1.IgA 腎症は、尿細管へのIgA の沈着を特徴とする。
記述としては誤り。IgAは糸球体(メサンギウム)に沈着します。
2.慢性腎不全が進行すると、血中1α,25-ジヒドロキシビタミンD 値が上昇する。
記述としては誤り。腎での活性化が障害され、活性型ビタミンDは低下します。
3.糖尿病腎症第4 期では、エネルギー摂取量を25~35 kcal/kg 目標体重/日とする。
最も適当。たんぱく質制限を行う分、エネルギーは十分に確保します。
4.血液透析では、リン摂取量を2,000 mg/日以上とする。
記述としては誤り。血液透析ではリンは制限します(過剰にならないよう管理)。
5.急性糸球体腎炎では、回復期に水分を制限する。
記述としては誤り。回復期には利尿がつき、乏尿期のような水分制限は緩和します。
覚えるポイント
- 糖尿病腎症第4期はたんぱく質制限+十分なエネルギー。
- IgA腎症は糸球体メサンギウムへのIgA沈着。
- 慢性腎不全で活性型ビタミンDは低下、透析でリンは制限。