38AM25|第38回 管理栄養士国家試験 過去問
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち第38回午前・問17〜42
消化器系の構造と機能に関する記述である。最も適当なのはどれか。1 つ選べ。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
胃の部位、消化管ホルモン、肝臓の構造、ビリルビンの性質、消化酵素の作用を問う問題です。
解説
胃は入口側から噴門部・胃底部・胃体部・幽門部に分かれます。胃底部は噴門より上方にある部分で、胃体部と幽門部の間にあるのは正しくありません。
セクレチンは十二指腸から分泌され、膵臓からの重炭酸塩(アルカリ性の膵液)分泌を促進し、胃酸分泌はむしろ抑制します。胃酸分泌を促進するのはガストリンです。
肝洞様毛細血管(類洞)は肝小葉の内部を走行します。直接ビリルビン(抱合型ビリルビン)はグルクロン酸抱合を受けて水溶性になっています。間接ビリルビンは脂溶性です。
α-アミラーゼはでんぷんを二糖類(マルトースなど)まで分解します。マルトースをグルコースに分解するのはマルターゼです。
選択肢の確認
1.胃底部は、胃体部と幽門部の間にある。
誤り。胃底部は噴門より上方にあります。胃体部と幽門部の間にあるのではありません。
2.セクレチンは、胃酸分泌を促進する。
誤り。セクレチンは胃酸分泌を抑制し、膵臓からの重炭酸塩分泌を促進します。胃酸分泌を促進するのはガストリンです。
3.肝洞様毛細血管(類洞)は、肝小葉と肝小葉の間を走行する。
誤り。類洞は肝小葉の内部を走行します。
4.直接ビリルビンは、水溶性である。
最も適当。直接ビリルビン(抱合型)はグルクロン酸抱合を受けて水溶性になっています。
5.α─アミラーゼは、マルトースをグルコースに分解する。
誤り。α-アミラーゼはでんぷんをマルトースなどに分解します。マルトースをグルコースに分解するのはマルターゼです。
覚えるポイント
- 胃は噴門部・胃底部・胃体部・幽門部に分かれる
- セクレチンは膵液(重炭酸塩)分泌促進・胃酸抑制、ガストリンは胃酸分泌促進
- 直接ビリルビン(抱合型)は水溶性、間接ビリルビンは脂溶性
- α-アミラーゼ=でんぷん→マルトース、マルターゼ=マルトース→グルコース