38AM21|第38回 管理栄養士国家試験 過去問
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち第38回午前・問17〜42
情報伝達物質に関する記述である。最も適当なのはどれか。1 つ選べ。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
神経伝達物質やホルモンの産生・分泌部位を問う問題です。
解説
アセチルコリンは副交感神経の節前・節後線維、交感神経の節前線維、運動神経終末などで分泌されます。交感神経の節後線維の末端では基本的にノルアドレナリンが分泌されます(汗腺など一部は例外)。
ドーパミンは中脳の黒質にある神経細胞などで産生される神経伝達物質です。黒質の障害はパーキンソン病に関係します。
副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)は下垂体前葉から分泌されます。卵胞刺激ホルモン(FSH)も下垂体前葉から分泌され、卵巣に作用します。アドレナリンは副腎髄質から分泌されます。
選択肢の確認
1.アセチルコリンは、交感神経節後線維と消化管平滑筋の接合部で分泌される。
誤り。交感神経の節後線維の末端で分泌される主な物質はノルアドレナリンです。
2.ドーパミンは、黒質の神経細胞で産生される。
最も適当。ドーパミンは中脳の黒質の神経細胞などで産生されます。
3.副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)は、下垂体後葉から分泌される。
誤り。ACTHは下垂体前葉から分泌されます。後葉からはオキシトシンやバソプレシンが分泌されます。
4.卵胞刺激ホルモン(FSH)は、卵巣から分泌される。
誤り。FSHは下垂体前葉から分泌され、卵巣に作用します。
5.アドレナリンは、副腎皮質から分泌される。
誤り。アドレナリンは副腎髄質から分泌されます。副腎皮質からはコルチゾールやアルドステロンが分泌されます。
覚えるポイント
- 交感神経節後線維の末端=ノルアドレナリン(汗腺などは例外)
- ドーパミンは黒質で産生(不足でパーキンソン病)
- ACTH・FSHは下垂体前葉、後葉はオキシトシン・バソプレシン
- アドレナリンは副腎髄質、コルチゾール等は副腎皮質