36PM146|第36回 管理栄養士国家試験 過去問
公衆栄養学第36回午後・問137〜152
食事調査における食事摂取量の変動と誤差に関する記述である。 最も適当なのはどれか。1 つ選べ。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
食事調査における変動(個人内変動・日間変動)と誤差(系統誤差・偶然誤差)、過小申告の特徴についての正しい理解を問う問題です。
解説
食事摂取量には「変動」と「誤差」があります。
変動には、同じ人でも日によって食べる量が違う個人内変動と、人それぞれで摂取量が違う個人間変動があります。日間変動(日によるばらつき)は、同じ人の中でのばらつきなので個人内変動の一つです。したがって選択肢2が正しい記述です。
誤差には系統誤差と偶然誤差があります。系統誤差は結果が真の値から一定方向へずれる誤差で、調査日数を増やしても小さくなりません。偶然誤差はランダムなばらつきで、調査日数を増やすと小さくできます。
過小申告(実際より少なく申告すること)は、BMIが高い(肥満の)人ほど程度が大きくなる傾向があります。
選択肢の確認
1.個人内変動は、集団内における個人の違いを示す。
誤り。集団内の個人の違いを示すのは個人間変動です。
2.日間変動は、個人内変動の1 つである。
正しい。日によるばらつきは同一人の中の変動なので個人内変動の一つです。
3.系統誤差は、調査日数を増やすことで小さくすることができる。
誤り。調査日数で小さくできるのは偶然誤差で、系統誤差は減りません。
4.偶然誤差とは、結果が真の値から一定方向へずれることをいう。
誤り。一定方向へずれるのは系統誤差です。偶然誤差はランダムなばらつきです。
5.過小申告の程度は、BMI が低い者ほど大きい。
誤り。過小申告はBMIが高い者ほど大きくなる傾向があります。
覚えるポイント
- 個人内変動は同一人のばらつき、個人間変動は人による違い。
- 日間変動は個人内変動の一つ。
- 偶然誤差は日数を増やすと減る、系統誤差は減らない。過小申告はBMI高値者で大きい。