36AM31|第36回 管理栄養士国家試験 過去問
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち第36回午前・問17〜42
腎・尿路系の構造と機能に関する記述である。最も適当なのはどれか。1 つ選べ。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
糸球体濾過、尿細管での再吸収・分泌、ネフロンの順序、腎臓が分泌する物質を整理します。
解説
クレアチニンは筋のクレアチン代謝によって生じ、糸球体で濾過され、尿細管では再吸収されません。一部が尿細管から分泌されますが、血清クレアチニン値やクレアチニンクリアランスは腎機能評価に用いられます。
イヌリンは糸球体で自由に濾過され、尿細管で再吸収も分泌もされないため、糸球体濾過量を正確に評価できます。ネフロンでは近位尿細管、ヘンレ係蹄、遠位尿細管、集合管の順に尿が流れます。レニンは傍糸球体細胞、エリスロポエチンは主に腎臓の間質細胞から分泌されます。
選択肢の確認
1.クレアチニンは、糸球体で濾過される。
正しい。クレアチニンは糸球体で濾過され、腎機能の評価に利用されます。
2.イヌリンは、尿細管で再吸収される。
誤り。イヌリンは尿細管で再吸収も分泌もされません。そのためイヌリンクリアランスは糸球体濾過量の指標になります。
3.ヘンレ係蹄は、遠位尿細管と集合管との間に存在する。
誤り。ヘンレ係蹄は、近位尿細管と遠位尿細管の間にあります。
4.レニンは、尿管から分泌される。
誤り。レニンは尿管ではなく、腎臓の傍糸球体細胞から分泌されます。
5.エリスロポエチンは、膀胱から分泌される。
誤り。エリスロポエチンは主に腎臓から分泌され、骨髄で赤血球産生を促進します。膀胱からは分泌されません。
覚えるポイント
- クレアチニンは糸球体で濾過され、尿細管で再吸収されません。
- イヌリンは濾過されるだけなので、イヌリンクリアランスは糸球体濾過量を表します。
- レニンとエリスロポエチンは腎臓から分泌されます。