78PM21|第78回 診療放射線技師国家試験 過去問
高エネルギーX 線に対する放射線感受性が最も低いのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正答
3.悪性黒色腫
この問題のポイント
腫瘍の放射線感受性について問う問題です。
放射線感受性とは、放射線によって腫瘍細胞がどの程度障害されやすいかを表します。
一般に、
- 細胞分裂が盛んな腫瘍
- 未分化な腫瘍
- 造血器系腫瘍や胚細胞腫瘍
は放射線感受性が高い傾向があります。
一方、悪性黒色腫は放射線に対して比較的抵抗性が高い腫瘍として扱われます。
したがって、放射線感受性が最も低いのは 悪性黒色腫 です。
解説
放射線治療では、腫瘍の種類によって効きやすさが異なります。
白血病や悪性リンパ腫のような血液・リンパ系腫瘍は、一般に放射線感受性が高い腫瘍です。
また、精上皮腫も放射線感受性が高い代表的な腫瘍です。
小細胞肺癌も増殖が速く、放射線や化学療法に比較的反応しやすい腫瘍です。
これに対して、悪性黒色腫は放射線抵抗性が高い腫瘍として知られています。
そのため、この選択肢の中では放射線感受性が最も低いと判断します。
選択肢の確認
1.白血病
誤りです。
白血病は造血器系の悪性腫瘍であり、一般に放射線感受性が高い腫瘍に分類されます。
最も感受性が低い腫瘍ではありません。
2.精上皮腫
誤りです。
精上皮腫は放射線感受性が高い代表的な腫瘍です。
放射線治療が有効な腫瘍として重要です。
3.悪性黒色腫
正しいです。
悪性黒色腫は、一般に放射線抵抗性が高い腫瘍として扱われます。
この選択肢の中では放射線感受性が最も低いため、正答です。
4.小細胞肺癌
誤りです。
小細胞肺癌は増殖が速く、放射線治療や化学療法に比較的反応しやすい腫瘍です。
悪性黒色腫より放射線感受性は高いと考えます。
5.悪性リンパ腫
誤りです。
悪性リンパ腫は放射線感受性が高い代表的な腫瘍です。
少ない線量でも反応しやすい腫瘍として整理します。
覚えるポイント
放射線感受性は、腫瘍ごとに整理して覚えます。
放射線感受性が高い代表
- 白血病
- 悪性リンパ腫
- 精上皮腫
- 小細胞肺癌
放射線感受性が低い代表
- 悪性黒色腫
- 腎細胞癌
- 骨肉腫
- 軟部肉腫
この問題では、選択肢の中で最も放射線抵抗性が高い腫瘍を選ぶため、正しい選択肢は
3.悪性黒色腫
です。