78AM47|第78回 診療放射線技師国家試験 過去問
基礎医学大要疾病と障害の基礎呼吸器・胸郭・胸壁・横隔膜、乳腺
細菌性肺炎の患者の血液検査で異常高値となる可能性が高いのはどれか。
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正解: 4
正答
4.白血球数
問題のポイント
細菌性肺炎は、細菌感染によって肺に炎症が起こる疾患です。
細菌感染では、体が病原体に反応して炎症反応を起こします。
そのため、血液検査では白血球数、特に好中球が増加しやすくなります。
なぜ白血球数が高値になりやすいか
白血球は、感染防御に関わる血球です。
細菌感染が起こると、骨髄から白血球が動員され、血中の白血球数が増加します。
特に細菌感染では好中球が増えることが多く、細菌性肺炎でも白血球数の上昇がよくみられます。
また、炎症反応の指標としてCRP高値、発熱、痰、咳、胸部画像での浸潤影なども診断の参考になります。
したがって、細菌性肺炎で異常高値となる可能性が高いのは、4.白血球数です。
他の選択肢との区別
1.赤血球数
誤りです。
赤血球は酸素運搬に関わる血球です。細菌性肺炎で急に異常高値になる代表的な項目ではありません。
2.血色素量
誤りです。
血色素量〈ヘモグロビン〉は貧血や多血症の評価に関係します。細菌感染の急性炎症反応として高値になる項目ではありません。
3.ヘマトクリット値
誤りです。
ヘマトクリット値は血液中に占める赤血球の割合です。脱水などで上がることはありますが、細菌性肺炎の炎症反応として最も上がりやすい項目ではありません。
4.白血球数
正しいです。
細菌感染では白血球数、特に好中球が増加しやすくなります。
5.血小板数
誤りです。
血小板は止血や凝固に関わります。炎症で変動することはありますが、細菌性肺炎で最も典型的に高値となる検査項目は白血球数です。
覚えるポイント
感染症の血液検査では、原因ごとの反応を整理します。
- 細菌感染:白血球増加、好中球増加、CRP高値
- ウイルス感染:白血球は正常〜低下のこともある、リンパ球増加が目立つことがある
- 貧血評価:赤血球数、血色素量、ヘマトクリット値
- 凝固・止血評価:血小板数
本問では、細菌性肺炎で高値になりやすい白血球数が正答です。