77AM87|第77回 診療放射線技師国家試験 過去問
IVR で使用するガイドワイヤで正しいのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、IVR〈interventional radiology〉で用いられるガイドワイヤの役割が問われています。
ガイドワイヤは、血管内でカテーテルを目的部位へ進めるための「レール」として使われます。
正しいのは、血管内カテーテルの誘導に用いられるです。
解説
IVR では、血管内へカテーテルを挿入し、目的部位まで進めて治療や診断を行います。
このとき、カテーテルだけを直接進めると、血管の分岐や屈曲部を安全に通過することが難しい場合があります。
そこで用いられるのがガイドワイヤです。
ガイドワイヤを先に血管内へ進め、そのガイドワイヤに沿わせてカテーテルを進めます。
これにより、カテーテルの進行方向を安定させ、血管損傷のリスクを減らしながら目的部位へ到達しやすくなります。
ひっかけポイント
ガイドワイヤは、造影剤を流す器具でも、止血する器具でもありません。
カテーテルやシースを目的部位へ誘導するための器具です。
IVR での基本的な流れ
IVR では、おおむね次のように操作します。
- 血管を穿刺する。
- 穿刺針からガイドワイヤを挿入する。
- ガイドワイヤに沿ってシースやカテーテルを挿入する。
- 透視下で目的部位までカテーテルを誘導する。
- 造影、塞栓、拡張、ステント留置などを行う。
ガイドワイヤは血管内操作の安全性と確実性を高める重要な器具です。
選択肢の確認
1.誤り。
IVR で使用するガイドワイヤは、原則として滅菌済みの単回使用器材として扱います。
使用後に滅菌して再利用するものではありません。
2.誤り。
造影剤はカテーテルや注入器を介して注入します。
ガイドワイヤは造影剤を誘導する器具ではなく、カテーテルを誘導する器具です。
3.誤り。
血管刺入部の止血には、用手圧迫、止血デバイス、圧迫固定などを用います。
ガイドワイヤは止血目的で使用する器具ではありません。
4.正しい。
ガイドワイヤは、血管内でカテーテルを目的部位へ進めるために用いられます。
カテーテル誘導のための基本器具であり、この選択肢が正答です。
5.誤り。
ガイドワイヤは、カテーテル交換や誘導に用いるため、通常はカテーテルより十分長いものを使用します。
カテーテルより短いと、カテーテル交換や安全な操作が困難になります。
覚えるポイント
- ガイドワイヤ = カテーテル誘導のためのレール。
- ガイドワイヤは血管内カテーテルを目的部位へ導く。
- 造影剤注入や止血を目的とする器具ではない。
- 原則として単回使用の滅菌器材として扱う。
- カテーテル交換や誘導のため、カテーテルより十分長いものを用いる。