76PM23第76回 診療放射線技師国家試験 過去問

診療画像検査学診療画像解剖MR画像

頭部MRI のT2 強調像を別に示す。 矢印で示すのはどれか。

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正解: 1

正答

1

この問題のポイント

この問題では、頭部 MRI の T2 強調横断像で、脳幹のどの部位が矢印で示されているかを判断します。

画像では、矢印は小脳の前方、斜台の後方にある丸みを帯びた脳幹構造を示しています。

この位置と形態から、矢印で示す構造は です。

解説

頭部 MRI の横断像では、まず画像の向きを確認します。

画像上では、

  • A:前方
  • P:後方
  • R:患者右側
  • L:患者左側

を示しています。

提示画像は、眼窩が前方に見え、小脳が後方に広く描出されているレベルの T2 強調像です。

T2 強調像では、脳脊髄液が高信号に描出されます。画像では、橋の後方に第 4 脳室や周囲の脳脊髄液腔が高信号としてみられます。

は、脳幹の中で中脳と延髄の間に位置します。横断像では、斜台の後方、小脳の前方にある比較的大きな丸みのある構造として描出されます。

この画像で矢印が示しているのは、まさに小脳前方にある丸い脳幹部であり、橋に一致します。

画像でまず見るポイント
眼窩が前方、小脳が後方に見える横断像です。
小脳の前方にある大きな丸い脳幹構造を確認します。
この構造が です。

ひっかけポイント
延髄は橋より尾側、中脳や視床は橋より頭側で確認されます。
小脳の前方に大きく丸く見える脳幹部を見たら、まず を考えます。

選択肢の確認

1.正しい。
橋は中脳と延髄の間にある脳幹構造です。画像では小脳の前方、斜台の後方にある丸みを帯びた構造として描出されており、矢印の位置と一致します。

2.誤り。
延髄は橋よりも尾側に位置します。横断像では橋より小さく、より下方の大後頭孔に近いレベルで確認されます。この画像の矢印は橋の高さを示しています。

3.誤り。
視床は間脳に属し、橋よりも頭側に位置します。側脳室や第三脳室周囲の高位横断像で確認される構造であり、この画像の矢印部位ではありません。

4.誤り。
小脳は画像の後方に左右へ広がる構造として描出されています。矢印は小脳そのものではなく、小脳の前方にある脳幹部を示しています。

5.誤り。
中脳は橋よりも頭側に位置する脳幹構造です。大脳脚や中脳水道のレベルで確認されます。この画像の矢印が示す大きな丸い構造は中脳ではなく橋です。

覚えるポイント

  • は中脳と延髄の間に位置します。
  • 横断像では、橋は 小脳の前方にある丸みを帯びた脳幹構造として見えます。
  • 延髄は橋より尾側です。
  • 中脳・視床は橋より頭側です。
  • T2 強調像では脳脊髄液が高信号になり、第 4 脳室や周囲の髄液腔が目印になります。
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