120B13|第120回 医師国家試験 過去問
内科系膠原病・リウマチ関節炎・リウマチ性疾患
関節リウマチでみられないのはどれか。
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正解: b
正解
b 骨棘形成
解説
関節リウマチは、自己免疫機序による慢性の滑膜炎を主体とする疾患です。
滑膜炎により関節腫脹や疼痛が生じ、進行すると骨びらんや関節破壊をきたします。
一方、骨棘形成は変形性関節症でよくみられる所見です。
関節リウマチの典型的な画像所見は骨棘ではなく、関節裂隙狭小化や骨びらんです。
各選択肢の検討
a 関節腫脹
みられます。滑膜炎による関節腫脹は関節リウマチの基本的な臨床所見です。b 骨棘形成
みられない所見として正しいです。骨棘は変形性関節症に典型的です。c CRP高値
みられます。炎症性疾患であるため、活動性が高い場合には CRP が上昇します。d 抗CCP抗体陽性
みられます。抗CCP抗体は関節リウマチに特異度が高く、診断に重要です。e リウマトイド因子<RF>陽性
みられます。RF は関節リウマチで陽性となることが多い自己抗体です。ただし、他疾患や健常高齢者でも陽性になることがあります。
関節リウマチと変形性関節症の違い
関節リウマチ
- 自己免疫性の滑膜炎が主体です。
- 関節腫脹、朝のこわばり、CRP高値を伴いやすいです。
- 抗CCP抗体やリウマトイド因子が診断の参考になります。
- 画像では骨びらんが重要です。
変形性関節症
- 加齢や機械的負荷による軟骨変性が主体です。
- 炎症反応は目立たないことが多いです。
- 画像では骨棘形成や関節裂隙狭小化がみられます。
覚えるポイント
- 関節リウマチ=滑膜炎、骨びらん、抗CCP抗体、RF
- 変形性関節症=軟骨変性、骨棘形成
- 「骨棘」という語が出たら、まず変形性関節症を考えます。