120B12第120回 医師国家試験 過去問

内科系内分泌・代謝甲状腺疾患

甲状腺機能亢進症でみられない眼所見はどれか。

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正解: b

正解

b 眼瞼下垂

解説

甲状腺機能亢進症、特に Basedow 病では、甲状腺眼症により眼球突出や眼瞼後退、瞼裂開大、瞬目減少、眼瞼腫脹などがみられます。

一方、眼瞼下垂は上眼瞼が下がる所見であり、甲状腺機能亢進症に典型的な眼所見ではありません。
眼瞼下垂をみた場合は、重症筋無力症、動眼神経麻痺、Horner 症候群などを鑑別します。

各選択肢の検討

  • a 眼球突出
    みられます。甲状腺眼症の代表的所見です。

  • b 眼瞼下垂
    みられない所見として正しいです。Basedow 病ではむしろ眼瞼後退や瞼裂開大が典型です。

  • c 眼瞼腫脹
    みられます。眼窩内組織の炎症や浮腫により生じます。

  • d 瞼裂開大
    みられます。上眼瞼の後退により、眼が大きく開いたように見えます。

  • e 瞬目減少
    みられます。Stellwag 徴候として知られ、甲状腺機能亢進症でみられることがあります。

ひっかけポイント

甲状腺機能亢進症では「まぶたが下がる」のではなく、まぶたが上がって眼が大きく見える方向の所見が典型です。

したがって、眼瞼下垂と瞼裂開大を混同しないことが重要です。

覚えるポイント

  • Basedow 病の眼所見では、眼球突出、瞼裂開大、瞬目減少を押さえます。
  • 眼瞼下垂は甲状腺機能亢進症の典型所見ではありません。
  • 眼瞼下垂では、重症筋無力症や神経疾患を考えます。

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