119E14|第119回 医師国家試験 過去問
総合診療・救急・ケア麻酔科・周術期管理術前評価・周術期管理
長時間の砕石位による合併症で誤っているのはどれか。
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正解: a
正解
a 視力障害
解説
長時間の砕石位では、下肢の挙上、圧迫、静脈うっ滞、体位変換に伴う循環変動によって、さまざまな合併症が起こります。
このうち、視力障害は砕石位に特有の合併症としては一般的でなく、誤りです。
起こりやすい合併症
- 下肢の神経損傷
- 深部静脈血栓症
- 圧迫性潰瘍
- 体位解除後の低血圧
- 長時間手術では下腿コンパートメント症候群にも注意する
各選択肢の整理
a 視力障害
誤りです。術後視力障害は長時間の腹臥位手術や大量出血などで問題になりますが、砕石位の代表的合併症ではありません。b 下肢の神経損傷
正しい記載です。総腓骨神経、大腿神経、閉鎖神経などの圧迫や過伸展で生じます。c 深部静脈血栓症
正しい記載です。下肢の静脈うっ滞によりリスクが高まります。d 接地部の圧迫性潰瘍
正しい記載です。仙骨部や踵などの圧迫部位に生じます。e 体位解除後の低血圧
正しい記載です。下肢を下ろした際の急激な循環動態変化で起こりえます。
ひっかけポイント
砕石位では、下肢と循環に関する合併症をまず連想します。
視力障害は手術体位の問題としては知られていますが、典型的なのは砕石位ではなく長時間の腹臥位です。