118E9|第118回 医師国家試験 過去問
内科系消化器内科胆道疾患
閉塞性黄疸に伴いやすい症状はどれか。
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正解: b
正解
b かゆみ
病態の考え方
閉塞性黄疸では、胆道が閉塞して胆汁が流れにくくなり、胆汁うっ滞が起こります。
その結果、胆汁成分が体内に蓄積し、特徴的な症状として皮膚のかゆみが出やすくなります。
なぜかゆみが出るのか
胆汁うっ滞では、胆汁酸などの成分が血中や皮膚に蓄積し、そう痒感を引き起こします。
閉塞性黄疸では、黄疸そのものに加えて、
- かゆみ
- 濃い尿
- 灰白色便
などを伴いやすいのが典型です。
各選択肢の整理
a 紫斑
出血傾向でみられる所見です。胆汁うっ滞で脂溶性ビタミン吸収障害からビタミンK欠乏を来すことはありますが、代表的で早期から伴いやすい症状とは言えません。b かゆみ
正解です。閉塞性黄疸で最も典型的な随伴症状の一つです。c 黒色便
黒色便は上部消化管出血でみられる所見です。閉塞性黄疸ではむしろ胆汁が腸管に流れないため、便色は薄くなります。d 立ちくらみ
起立性低血圧などでみられる症状であり、閉塞性黄疸の代表ではありません。e 肉眼的血尿
尿路出血を示唆する症状であり、閉塞性黄疸とは関係しません。
ひっかけポイント
黄疸の問題では「便や尿の色」の知識が一緒に問われることが多いです。
閉塞性黄疸では、
- 尿は濃くなる
- 便は白っぽくなる
- かゆみが出る
というセットで覚えると整理しやすくなります。