116E11|第116回 医師国家試験 過去問
総合診療・救急・ケア麻酔科・周術期管理術前評価・周術期管理
周術期の肺塞栓症に対する予防法として正しいのはどれか。
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正解: e
正解
e 弾性ストッキング着用
解説
周術期の肺塞栓症は、多くが下肢深部静脈血栓を原因として生じます。
そのため予防の基本は、静脈うっ滞を減らして血栓形成を防ぐことです。
弾性ストッキングは、下肢静脈の還流を改善し、周術期の静脈血栓塞栓症予防に有効です。
国試では、弾性ストッキング、間欠的空気圧迫法、早期離床をセットで押さえるのが大切です。
各選択肢の検討
a 絶飲食
誤りです。周術期管理として必要になることはありますが、肺塞栓症の予防法ではありません。b 長期臥床
誤りです。長期臥床は静脈うっ滞を悪化させ、むしろ深部静脈血栓症のリスクを高めます。c 酸素投与
誤りです。低酸素血症への対応にはなりますが、血栓形成そのものの予防にはなりません。d 尿道カテーテル留置
誤りです。尿量管理には用いますが、肺塞栓症予防とは無関係です。e 弾性ストッキング着用
正しいです。下肢静脈還流を改善し、血栓形成予防に役立ちます。
覚えるポイント
周術期の肺塞栓症予防は、深部静脈血栓をつくらせないことが中心です。
弾性ストッキング、間欠的空気圧迫、早期離床をまず思い浮かべます。