116B41|第116回 医師国家試験 過去問
内科系腎・泌尿器腎代替療法・移植
この患者への処置中に発生した事象として考えにくいのはどれか。
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正解: d
正解
d 急性大動脈解離
解説
右内頸静脈から透析用カテーテルを留置する際に起こりうる合併症としては、穿刺部位や胸郭内の機械的合併症が中心です。
そのため、選択肢の中で最も考えにくいのは 急性大動脈解離 です。
起こりうる合併症
a 気胸
胸膜を損傷すると起こりえます。内頸静脈穿刺では重要な合併症です。b 血胸
血管損傷により胸腔内出血を起こすことがあります。c 空気塞栓
中心静脈系の処置では注意すべき合併症です。e 血腫による気道狭窄
頸部の血腫が拡大すると気道を圧迫しうるため危険です。
考えにくいもの
- d 急性大動脈解離
通常の内頸静脈カテーテル挿入で大動脈解離を起こすことはきわめて考えにくいです。
ひっかけポイント
この問題では、「胸が苦しい」という訴えから胸部の重篤疾患を広く考えたくなりますが、
まずは手技そのもので起こりやすい合併症を挙げるのが基本です。
覚えるポイント
- 内頸静脈カテーテルの合併症
- 気胸
- 血胸
- 空気塞栓
- 血腫による気道圧迫
- 急性大動脈解離は通常考えにくい