115C68|第115回 医師国家試験 過去問
内科系消化器内科胆道疾患
まず行う対応として適切なのはどれか。
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正解: d
正解
d 内視鏡的胆管ドレナージ
解説
この症例では、膵頭部癌による遠位胆管閉塞 が考えられます。
まず優先すべきなのは、うっ滞した胆汁を流して胆道を減圧することです。
そのため、最初に行う対応として適切なのは 内視鏡的胆管ドレナージ です。
なぜ胆管ドレナージが先か
胆汁うっ滞を放置すると、
- 黄疸の進行
- 胆管炎の発症、増悪
- 全身状態の悪化
- その後の治療遅延
につながります。
したがって、まずは ERCP による胆管ドレナージ やステント留置で、胆汁の流れを確保することが重要です。
Billroth I再建であれば、通常は内視鏡的アプローチが可能です。
各選択肢の検討
a 胆嚢摘出術
誤りです。
問題は胆嚢自体ではなく、遠位胆管閉塞 です。
b 肝動脈塞栓術
誤りです。
主に肝細胞癌に対して行う治療で、この症例には適しません。
c 経皮的膿瘍ドレナージ
誤りです。
膿瘍を示す所見はありません。
d 内視鏡的胆管ドレナージ
正しいです。
まず胆汁うっ滞を解除します。
e 内視鏡的十二指腸ステント留置
誤りです。
十二指腸通過障害に対する治療であり、胆道閉塞への初期対応ではありません。
ひっかけポイント
この問題では、膵頭部癌の根治治療 をすぐ考えたくなりますが、問われているのは まず行う対応 です。
最優先は、切除や化学療法ではなく 胆道ドレナージによる減圧 です。
まとめ
膵頭部癌による閉塞性黄疸では、まず 内視鏡的胆管ドレナージ を行います。