34PM92第34回 柔道整復師国家試験 過去問

柔道整復理論・外傷学脱臼・下肢股関節・膝蓋骨脱臼

膝蓋骨外側脱臼の要因で正しいのはどれか。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

この問題では、膝蓋骨外側脱臼を起こしやすくする解剖学的要因が問われています。

膝蓋骨が外側へ引かれやすい条件を、下肢アライメントと筋バランスから考えます。

解説

膝蓋骨外側脱臼は、膝蓋骨が大腿骨滑車から外側へ逸脱する外傷です。発生には、Q角増大、外反膝、膝蓋骨高位、大腿骨滑車形成不全、大腿骨頸部過度前捻、内側広筋の機能低下などが関係します。

大腿骨頸部過度前捻があると、股関節や大腿骨のアライメントにより膝関節が内側へ入りやすくなり、膝蓋骨を外側へ引く力が増えます。そのため、膝蓋骨外側脱臼の要因となります。

ひっかけポイント
膝蓋骨外側脱臼では、Q角は減少ではなく増大が問題です。筋では外側広筋萎縮ではなく、内側広筋の機能低下を考えます。

選択肢の確認

1.内反膝
誤り。
膝蓋骨外側脱臼では、内反膝よりも外反膝が要因として重要です。外反膝では膝蓋骨を外側へ引くベクトルが強くなります。

2.Q角の減少
誤り。
膝蓋骨外側脱臼ではQ角の増大が危険因子になります。Q角が大きいと大腿四頭筋の牽引方向が外側へ働きやすくなります。

3.外側広筋の萎縮
誤り。
外側広筋は膝蓋骨を外側へ引く作用に関係します。外側広筋萎縮よりも、内側広筋の機能低下が外側脱臼の要因として重要です。

4.大腿骨頸部過度前捻
正しい。
大腿骨頸部過度前捻は下肢アライメントを変化させ、膝蓋骨外側脱臼の要因になります。膝蓋骨を外側へ引く力が増えやすくなります。

覚えるポイント

  • 膝蓋骨外側脱臼の要因はQ角増大、外反膝、膝蓋骨高位、内側広筋機能低下
  • 大腿骨頸部過度前捻も外側脱臼の要因となる。
  • Q角は減少ではなく増大に注意する。
  • 膝蓋骨脱臼では内側膝蓋大腿靱帯損傷も重要。

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