34PM91第34回 柔道整復師国家試験 過去問

柔道整復理論・外傷学脱臼・下肢股関節・膝蓋骨脱臼

股関節屈曲80度、軽度外転外旋位でのダッシュボード損傷で生じにくいのはどれか。

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正解: 1

正答

1

この問題のポイント

この問題では、ダッシュボード損傷で股関節の肢位によって起こりやすい損傷が問われています。

「生じにくいのはどれか」なので、正答はこの条件で起こりにくいものです。

解説

ダッシュボード損傷は、自動車事故などで膝から大腿骨長軸方向に強い外力が加わり、股関節周囲に損傷を起こす外傷です。

股関節屈曲位で軸圧が加わると、股関節後方脱臼、寛骨臼後縁骨折、大腿骨頭骨折などが問題になります。さらに股関節肢位によっては大腿骨頸部骨折を伴うこともあります。

この問題では、股関節屈曲80度、軽度外転外旋位という条件です。この肢位では骨性損傷を伴いやすく、骨折を伴わない股関節単独脱臼は生じにくいと考えます。

ひっかけポイント
「単独脱臼」という言葉に注目します。ダッシュボード損傷では、脱臼だけでなく大腿骨頭骨折や関節窩後縁骨折を合併しやすいことがあります。

選択肢の確認

1.股関節単独脱臼
正答。生じにくい。
この肢位でのダッシュボード損傷では、骨折を伴う股関節周囲損傷が問題になります。骨折を伴わない股関節単独脱臼は生じにくいと考えます。

2.大腿骨頸部骨折
生じ得ます。
股関節の肢位や外力方向によっては、大腿骨頸部に骨折が生じることがあります。この条件で完全に否定する損傷ではありません。

3.大腿骨頭骨折
生じ得ます。
ダッシュボード損傷では、大腿骨頭が寛骨臼に衝突し、大腿骨頭骨折を伴うことがあります。

4.関節窩後縁の骨折
生じ得ます。
股関節屈曲位で大腿骨頭が後方へ押し出されると、寛骨臼の後縁、つまり関節窩後縁の骨折を伴うことがあります。

覚えるポイント

  • ダッシュボード損傷は膝から大腿骨長軸方向へ外力が加わる。
  • 股関節屈曲位では後方脱臼や寛骨臼後縁骨折を考える。
  • 骨折を伴う損傷が起こりやすく、単独脱臼かどうかを確認する。
  • 股関節脱臼では坐骨神経損傷、骨頭壊死、関節面損傷に注意する。

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