34PM59|第34回 柔道整復師国家試験 過去問
病理学・一般臨床医学血液・腫瘍・輸血貧血・白血病・腫瘍
転移性骨腫瘍で正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、転移性骨腫瘍の特徴が問われています。
転移性骨腫瘍では、脊椎、骨盤、肋骨、大腿骨近位部など、赤色骨髄の多い部位に転移しやすく、画像上は溶骨性病変が多いことを押さえます。
解説
転移性骨腫瘍は、乳癌、肺癌、前立腺癌、腎癌、甲状腺癌などが骨へ転移して生じます。原発巣の症状よりも、骨痛や病的骨折が先に問題となることもあります。
骨転移による痛みは、次第に増強し、安静時痛や夜間痛を伴うことがあります。寛解と増悪を繰り返す関節痛とは異なり、腫瘍性疼痛では持続性・進行性が重要です。
転移性骨腫瘍では、骨が破壊される溶骨性病変が多くみられます。ただし、前立腺癌では造骨性病変が多いなど、原発癌による違いもあります。
鑑別のポイント
高齢者の原因不明の骨痛、夜間痛、安静時痛、軽微な外力での骨折では、骨転移や原発性骨腫瘍を考え、医科での精査が必要です。
選択肢の確認
1.原発巣の症状が先行する。
誤り。
転移性骨腫瘍では、原発巣の症状が目立たず、骨痛や病的骨折が先に見つかることもあります。必ず原発巣の症状が先行するとはいえません。
2.疼痛の寛解・増悪を繰り返す。
誤り。
転移性骨腫瘍の疼痛は持続性、進行性で、安静時痛や夜間痛を伴いやすいです。寛解と増悪を繰り返すという表現は典型ではありません。
3.長管骨の骨幹端部に好発する。
誤り。
長管骨骨幹端部に好発するのは原発性骨腫瘍で問われやすい所見です。転移性骨腫瘍は脊椎、骨盤、肋骨、大腿骨近位部などに多いです。
4.溶骨性病変が多い。
正しい。
転移性骨腫瘍では骨破壊を示す溶骨性病変が多くみられます。病的骨折の原因にもなります。
覚えるポイント
- 転移性骨腫瘍は溶骨性病変が多い。
- 好発部位は脊椎、骨盤、肋骨、大腿骨近位部など。
- 痛みは持続性、進行性で、夜間痛や安静時痛に注意。
- 病的骨折を起こすことがある。