33PM78|第33回 柔道整復師国家試験 過去問
柔道整復理論・外傷学骨折各論上腕骨骨折
上腕骨顆上伸展型骨折で正しいのはどれか。
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正解: 2
正答
2.上腕長は短縮する。
この問題のポイント
上腕骨顆上伸展型骨折は、小児に多い肘周囲骨折です。
伸展型では遠位骨片が後方へ転位し、骨片の重なりにより上腕長が短縮してみえます。
解説
上腕骨顆上骨折は、小児の肘関節周囲外傷で頻度が高い骨折です。
多くは手をついて転倒した際に肘が過伸展されて発生する伸展型です。
伸展型では、遠位骨片が後方へ転位し、近位骨片の遠位端が前方へ突出することがあります。
骨片転位や重なりにより、患側の上腕長が短縮してみえることがあります。
また、腫脹は早期から強く出現しやすく、神経血管損傷、特に正中神経、橈骨神経、上腕動脈損傷、フォルクマン拘縮に注意が必要です。
ヒューター線、またはヒューター三角は、上腕骨内側上顆、外側上顆、肘頭の位置関係をみる指標です。上腕骨顆上骨折では骨折線が顆上部にあるため、肘関節自体の関係は保たれやすく、ヒューター線は乱れにくいです。乱れやすいのは肘関節脱臼です。
したがって、正しいのは上腕長は短縮するです。
選択肢の確認
1.高齢者に多い。
誤り。
上腕骨顆上伸展型骨折は小児に多い骨折です。
2.上腕長は短縮する。
正しい。
遠位骨片の後方転位や骨片の重なりにより、上腕長が短縮してみえます。
3.腫脹は次第に出現する。
誤り。
肘周囲は腫脹が早期から強く出やすく、神経血管障害にも注意が必要です。
4.ヒューター線は乱れる。
誤り。
上腕骨顆上骨折ではヒューター線は保たれやすいです。ヒューター線の乱れは肘関節脱臼を疑います。
覚えるポイント
- 上腕骨顆上伸展型骨折は小児に多い。
- 遠位骨片は後方へ転位しやすい。
- 上腕長は短縮してみえる。
- ヒューター線は基本的に保たれる。
- 神経血管損傷とフォルクマン拘縮に注意する。