34AM8|第34回 柔道整復師国家試験 過去問
柔道整復理論・外傷学骨折各論上腕骨骨折
上腕骨外科頸外転型骨折の整復で正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、上腕骨外科頸外転型骨折の整復操作における役割分担を理解しているかが問われています。
骨折整復では、まず短縮転位を除去し、骨片のかみ込みや重なりを解くことが重要です。
そのため、助手による牽引・固定の役割が大切になります。
解説
上腕骨外科頸外転型骨折では、近位骨片と遠位骨片の位置関係を考え、牽引と骨片操作で転位を整復します。
整復では、患肢を安定させながら長軸方向に牽引し、短縮転位を取り除きます。
そのうえで、遠位骨片を適切に操作し、骨片の位置を合わせます。
牽引を不用意に緩めると、整復位が失われたり、再転位したりする可能性があります。
整復で見るポイント
整復操作では、牽引、固定、骨片操作の順序が重要です。短縮転位を除去してから、側方転位や屈曲転位を整えると考えます。
選択肢の確認
1.腹臥位で整復する。
誤り。
上腕骨外科頸外転型骨折の整復は、腹臥位で行うことを基本として整理するものではありません。患肢と肩部を安定させ、牽引しやすい肢位で行います。
2.第1助手は肩部を上外方に牽引・固定する。
誤り。
第1助手は肩部を安定させる役割を担いますが、肩部を上外方へ牽引するという表現は適切ではありません。肩部の固定は、整復操作の土台を作るために行います。
3.第2助手は短縮転位を除去する。
正しい。
第2助手は上腕を牽引し、短縮転位を除去する役割を担います。骨折整復では、まず重なった骨片を引き出して長さを整えることが重要です。
4.術者は遠位骨片操作時に上腕の牽引を緩める。
誤り。
遠位骨片を操作する際に牽引を緩めると、短縮転位が戻り、整復位が不安定になります。牽引を保ちながら骨片操作を行うことが基本です。
覚えるポイント
- 骨折整復では、まず短縮転位の除去を考えます。
- 牽引は骨片の重なりを解くために重要です。
- 上腕骨外科頸骨折では、肩部の安定、上腕の牽引、骨片操作を役割分担して行います。
- 整復前後に、疼痛、末梢循環、知覚、運動を確認します。