34AM7|第34回 柔道整復師国家試験 過去問
上腕骨外科頸外転型骨折で正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、上腕骨外科頸外転型骨折の症状と合併症を理解しているかが問われています。
上腕骨外科頸は、肩関節の近くにあるため、腋窩神経や血管損傷の確認が重要です。
腋窩神経は三角筋部の感覚と関係するため、三角筋部の感覚異常を確認します。
解説
上腕骨外科頸骨折は、高齢者の転倒などでよくみられます。外転型では、上肢が外転位で外力を受けることで発生し、骨片転位が生じます。
肩関節脱臼と似た外観を呈することがありますが、骨頭の位置や触知、疼痛、変形、神経血管症状を確認して鑑別します。
特に重要なのが腋窩神経損傷です。
腋窩神経は三角筋を支配し、三角筋部外側の感覚にも関係します。そのため、三角筋部のしびれや感覚異常を確認します。
合併症のポイント
肩周囲の外傷では、腋窩神経損傷と腋窩動脈などの血管損傷を確認します。末梢循環、知覚、運動を整復・固定前後で評価することが重要です。
選択肢の確認
1.肩峰下に骨頭を触知できない。
誤り。
肩峰下に骨頭を触知できない所見は、肩関節脱臼で問題になりやすい所見です。上腕骨外科頸骨折では、脱臼と同じように単純に骨頭が触知できないとは限りません。
2.肩関節棘下脱臼と類似の外観を呈す。
誤り。
上腕骨外科頸外転型骨折は肩関節脱臼との鑑別が重要ですが、代表的には肩関節棘下脱臼との類似外観として整理するものではありません。
3.動脈損傷の有無を鎖骨下動脈の拍動で評価する。
誤り。
上腕骨外科頸骨折で末梢循環をみる際は、橈骨動脈など末梢の拍動、皮膚色、冷感、毛細血管再充満などを確認します。鎖骨下動脈の拍動で評価するという記述は不適切です。
4.腋窩神経損傷の有無を三角筋部の感覚異常で評価する。
正しい。
腋窩神経は三角筋の運動と三角筋部外側の感覚に関係します。上腕骨外科頸骨折では、腋窩神経損傷の有無を三角筋部の感覚異常で評価します。
覚えるポイント
- 上腕骨外科頸骨折では、腋窩神経損傷に注意します。
- 腋窩神経は、三角筋と三角筋部外側の感覚に関係します。
- 肩周囲外傷では、神経・血管損傷を必ず確認します。
- 末梢循環は、橈骨動脈拍動、皮膚色、冷感、しびれなどで評価します。