33AM25|第33回 柔道整復師国家試験 過去問
柔道整復理論・外傷学軟部組織損傷肩腱板・上腕二頭筋長頭腱
肩腱板の完全断裂はどれか。
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正解: 2
正答
2.全層断裂
この問題のポイント
肩腱板断裂は、断裂の深さや部位によって分類されます。
腱の厚み全体が断裂し、関節面から滑液包面まで交通するものを全層断裂といいます。
これは肩腱板の完全断裂に相当します。
解説
肩腱板は、棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋の腱からなり、肩関節の安定化と運動に関与します。
肩腱板断裂には、腱の一部だけが損傷する部分断裂と、腱の厚み全体が断裂する完全断裂があります。
部分断裂には、腱内断裂、関節面断裂、滑液包面断裂などがあります。
一方、全層断裂では腱の全厚にわたって断裂し、関節腔と肩峰下滑液包側が交通する状態になります。
したがって、肩腱板の完全断裂は全層断裂です。
選択肢の確認
1.腱内断裂
誤り。
腱内断裂は、腱の内部に限局した部分断裂です。完全断裂ではありません。
2.全層断裂
正しい。
腱の厚み全体が断裂するため、肩腱板の完全断裂に相当します。
3.関節面断裂
誤り。
関節面断裂は、腱の関節側だけに生じる部分断裂です。
4.滑液包面断裂
誤り。
滑液包面断裂は、腱の滑液包側だけに生じる部分断裂です。
覚えるポイント
- 肩腱板の完全断裂=全層断裂。
- 腱内断裂、関節面断裂、滑液包面断裂は部分断裂。
- 腱板断裂では、挙上痛、筋力低下、夜間痛、ドロップアーム徴候などを確認する。
- 高齢者では変性断裂、若年者では外傷性断裂を考える。