34AM24|第34回 柔道整復師国家試験 過去問
柔道整復理論・外傷学軟部組織損傷肩腱板・上腕二頭筋長頭腱
肩腱板損傷の検査はどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、肩腱板損傷で確認される所見を理解しているかが問われています。
肩腱板損傷では、疼痛、筋力低下、可動域制限に加えて、肩関節運動時のクレビタスが検査所見として確認されることがあります。
解説
肩腱板は、棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋から構成されます。
肩関節の安定化と運動に重要で、損傷すると挙上時痛、夜間痛、外転筋力低下などがみられます。
クレビタスとは、関節運動時に触知または聴取される軋轢音やきしみ感です。
肩腱板損傷では、肩峰下で腱板断端や周囲組織が摩擦を起こし、クレビタスを認めることがあります。
一方、スピードテストやヤーガソンテストは、主に上腕二頭筋長頭腱の障害をみる検査です。
サルカス徴候は肩関節不安定性の評価で用いられます。
鑑別のポイント
肩周囲の検査では、肩腱板損傷、上腕二頭筋長頭腱炎、肩関節不安定性を区別します。検査名と対象組織をセットで覚えます。
選択肢の確認
1.スピードテスト
誤り。
スピードテストは、主に上腕二頭筋長頭腱炎や上腕二頭筋長頭腱障害をみる検査です。肩腱板損傷の所見として問われるこの問題では適切ではありません。
2.サルカス徴候
誤り。
サルカス徴候は、肩関節の下方不安定性を評価する所見です。肩腱板損傷そのものの検査所見としては適切ではありません。
3.クレビタス
正しい。
クレビタスは、関節運動時の軋轢音やきしみ感です。肩腱板損傷では、肩関節運動時にクレビタスを認めることがあります。
4.ヤーガソンテスト
誤り。
ヤーガソンテストは、主に上腕二頭筋長頭腱の障害や結節間溝部の疼痛をみる検査です。肩腱板損傷の検査としては、クレビタスを選びます。
覚えるポイント
- 肩腱板は、棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋で構成されます。
- 肩腱板損傷では、疼痛、筋力低下、可動域制限、クレビタスを確認します。
- スピードテストとヤーガソンテストは、上腕二頭筋長頭腱の評価で重要です。
- サルカス徴候は、肩関節不安定性の評価で用いられます。