33AM27|第33回 柔道整復師国家試験 過去問
柔道整復理論・外傷学軟部組織損傷肩腱板・上腕二頭筋長頭腱
伸長性収縮を評価するのはどれか。
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正解: 1
正答
1.スピードテスト
この問題のポイント
スピードテストは、上腕二頭筋長頭腱に負荷をかけて疼痛を確認する検査です。
肘関節伸展位、前腕回外位で肩関節屈曲を行わせ、検者が抵抗を加えることで、上腕二頭筋長頭腱に緊張が加わります。
この検査では、上腕二頭筋長頭腱の障害や炎症を評価します。
解説
スピードテストは、上腕二頭筋長頭腱炎やSLAP損傷などで陽性となることがあります。
検査では、患者に肘関節伸展位・前腕回外位で上肢を前方挙上させ、検者が下方へ抵抗を加えます。
このとき、上腕二頭筋長頭腱には伸張された状態で収縮負荷がかかるため、腱炎があると肩前方、特に結節間溝部に疼痛が出ます。
ホーキンスサインは肩峰下インピンジメント、ヤーガソンテストは上腕二頭筋長頭腱炎や腱の不安定性、ドロップアームサインは腱板断裂を評価する検査です。
したがって、伸長性収縮を評価する検査として最も適切なのはスピードテストです。
選択肢の確認
1.スピードテスト
正しい。
肘伸展・前腕回外位で肩関節屈曲に抵抗を加え、上腕二頭筋長頭腱に負荷をかけます。肩前方痛が誘発されれば陽性です。
2.ホーキンスサイン
誤り。
肩関節を屈曲し内旋させて、肩峰下インピンジメントによる疼痛をみる検査です。
3.ヤーガソンテスト
誤り。
肘屈曲位で前腕回外・肩外旋に抵抗を加え、上腕二頭筋長頭腱炎や腱の不安定性を評価します。スピードテストとは検査肢位が異なります。
4.ドロップアームサイン
誤り。
肩外転位からゆっくり下ろす動作が保持できるかをみる検査で、主に棘上筋腱などの腱板断裂を評価します。
覚えるポイント
- スピードテストは、上腕二頭筋長頭腱に負荷をかける検査。
- 肘伸展位、前腕回外位、肩関節屈曲に抵抗を加える。
- 肩前方痛や結節間溝部痛が出れば陽性。
- ホーキンスサインはインピンジメント、ドロップアームサインは腱板断裂を評価する。