33AM23|第33回 柔道整復師国家試験 過去問
柔道整復理論・外傷学脱臼・小児肘肘関節脱臼・肘内障
肘関節後方脱臼に併発しやすいのはどれか。
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正解: 3
正答
3.上腕骨内側上顆骨折
この問題のポイント
肘関節後方脱臼では、脱臼時の牽引力や靱帯損傷により、上腕骨内側上顆骨折を併発しやすいです。
特に小児・若年者では、内側上顆が裂離されることがあります。
解説
肘関節後方脱臼は、手をついて転倒した際などに肘が過伸展されて発生することが多い脱臼です。
脱臼時には、内側側副靱帯や屈筋群の牽引力が内側上顆に加わり、上腕骨内側上顆骨折を伴うことがあります。
内側上顆骨片が関節内に嵌入すると、整復障害や可動域制限の原因になることもあります。
また、内側上顆の近くには尺骨神経が走行するため、しびれや手指運動障害にも注意が必要です。
したがって、肘関節後方脱臼に併発しやすいのは上腕骨内側上顆骨折です。
選択肢の確認
1.肘頭骨折
誤り。
肘頭骨折も肘周囲外傷でみられますが、肘関節後方脱臼に併発しやすい代表としては上腕骨内側上顆骨折が重要です。
2.上腕三頭筋損傷
誤り。
上腕三頭筋損傷は、肘関節後方脱臼の代表的な併発損傷ではありません。
3.上腕骨内側上顆骨折
正しい。
脱臼時の牽引力により内側上顆が裂離されやすく、肘関節後方脱臼の併発損傷として重要です。
4.肘関節外側側副靱帯損傷
誤り。
靱帯損傷を伴うことはありますが、この問題で問われる併発しやすい骨折としては上腕骨内側上顆骨折が適切です。
覚えるポイント
- 肘関節後方脱臼は、上腕骨内側上顆骨折を伴いやすい。
- 小児・若年者では内側上顆裂離に注意する。
- 骨片の関節内嵌入は整復障害の原因になる。
- 尺骨神経症状も必ず確認する。