33AM15|第33回 柔道整復師国家試験 過去問
柔道整復理論・外傷学骨折各論肋骨・下腿骨骨折
単数の肋骨骨折で正しいのはどれか。
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正解: 1
正答
1.深呼吸で疼痛が増悪する。
この問題のポイント
肋骨骨折では、呼吸によって胸郭が動くため、骨折部に刺激が加わります。
特に深呼吸、咳、くしゃみ、体幹回旋などで疼痛が増悪します。
単数の肋骨骨折では、動揺性胸郭までは通常みられません。
解説
肋骨は胸郭を構成し、呼吸に合わせて動きます。
肋骨が骨折すると、呼吸運動によって骨折部が動き、痛みが強くなります。特に深呼吸では胸郭が大きく拡張するため、骨折部の疼痛が増悪します。
また、患部の限局性圧痛、介達痛、叩打痛、咳やくしゃみによる痛みの増強なども確認されます。
軋轢音は必ずみられるわけではありませんが、骨折端がこすれることで認められることがあります。
動揺性胸郭は、複数の肋骨が複数箇所で骨折し、胸壁の一部が不安定になった状態であり、単数の肋骨骨折では通常みられません。
したがって、単数の肋骨骨折で正しいのは深呼吸で疼痛が増悪するです。
選択肢の確認
1.深呼吸で疼痛が増悪する。
正しい。
深呼吸により胸郭が大きく動き、骨折部に刺激が加わるため疼痛が増悪します。
2.軋轢音は生じにくい
誤り。
軋轢音は必ずみられる所見ではありませんが、肋骨骨折で骨折端が接触すれば生じることがあります。
3.叩打痛はみられない。
誤り。
肋骨骨折では、患部やその周囲への叩打で疼痛が誘発されることがあります。
4.動揺性胸郭となる。
誤り。
動揺性胸郭は、複数肋骨が複数箇所で骨折した場合に生じる重篤な状態です。単数の肋骨骨折では通常みられません。
覚えるポイント
- 肋骨骨折は、深呼吸・咳・くしゃみで痛みが強くなる。
- 限局性圧痛、叩打痛、介達痛を確認する。
- 動揺性胸郭は単数骨折ではなく、多発肋骨骨折で問題になる。
- 呼吸困難や胸痛が強い場合は、気胸・血胸などの合併に注意する。