32PM74|第32回 柔道整復師国家試験 過去問
柔道整復理論・外傷学骨折各論頭部・顔面・脊椎・胸郭骨折
下顎骨骨折で誤っているのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正答
3
この問題のポイント
下顎骨骨折では、好発年齢、発生機序、部位ごとの特徴、咬合障害を整理します。
下顎枝部は口腔内と交通しにくいため、開放性が多いとはいえません。
解説
下顎骨骨折は、交通事故、スポーツ外傷、転倒、殴打などで発生します。比較的若年者、とくに20歳代に多い外傷として扱われます。
下顎骨は歯列と関係するため、骨折後に咬合不全を残しやすいことが重要です。咬合のずれ、開口障害、疼痛、腫脹、顔貌変形、知覚異常などを確認します。
体部骨折では、直接打撃による直達外力で発生しやすいです。一方、下顎枝部は周囲軟部組織に覆われており、口腔内と直接交通しにくいため、開放性骨折が多い部位とはいえません。
外傷評価での注意点
顔面外傷では、見た目の腫脹だけでなく、咬合、開口、知覚、出血、歯牙損傷を確認します。下顎骨骨折では咬合不全が重要です。
選択肢の確認
1.20歳代に好発する。
記述としては正しい。
下顎骨骨折は交通事故やスポーツ外傷などで若年者にみられやすく、20歳代に好発する外傷として整理します。
2.咬合不全を残しやすい。
記述としては正しい。
下顎骨は歯列と関係するため、骨折により歯の噛み合わせがずれやすくなります。咬合不全は下顎骨骨折で重要な後遺症です。
3.下顎枝部では開放性が多い。
正答。記述としては誤り。
下顎枝部は口腔内と交通しにくく、開放性骨折が多い部位とはいえません。開放性が多いという記述は不適切です。
4.体部では直達外力によるものが多い。
記述としては正しい。
下顎体部は外力を直接受けやすく、直達外力による骨折が多い部位です。殴打や転倒などをイメージします。
覚えるポイント
- 下顎骨骨折は若年者に多い。
- 咬合不全を残しやすい。
- 下顎体部は直達外力で骨折しやすい。
- 下顎枝部は開放性が多い部位ではない。