34PM73第34回 柔道整復師国家試験 過去問

柔道整復理論・外傷学骨折各論頭部・顔面・脊椎・胸郭骨折

眼窩底破裂骨折の合併症で誤っているのはどれか。

解答・解説を見る

正解: 1

正答

1

この問題のポイント

この問題では、眼窩底破裂骨折で注意すべき合併症と、関係しにくい病態を区別します。

「誤っているのはどれか」なので、正答選択肢は眼窩底破裂骨折の合併症として適切でないものです。

解説

眼窩底破裂骨折は、眼部への鈍的外力により眼窩内圧が上がり、眼窩底が骨折する外傷です。吹き抜け骨折、ブローアウト骨折とも呼ばれます。

症状としては、複視、眼球運動障害、眼球陥凹、眼窩下神経領域の知覚障害などが重要です。眼球や視神経周囲に強い外力が加わるため、視神経障害や視束管骨折などを伴うことがあります。また、顔面や頭部外傷として脳しんとうの評価も必要です。

一方、顎関節脱臼は下顎頭が関節窩から逸脱する病態であり、眼窩底破裂骨折の合併症としては通常扱いません。

施術現場での注意点
眼部外傷後に複視、視力低下、眼球運動障害、顔面しびれ、意識障害がある場合は、速やかに医科での精査が必要です。

選択肢の確認

1.顎関節脱臼
正答。記述としては誤り。
顎関節脱臼は下顎頭が顎関節から逸脱する病態です。眼窩底破裂骨折の合併症としては通常扱いません。

2.視神経障害
記述としては正しい。
眼窩周囲の強い外力では、視神経障害を合併することがあります。視力低下がある場合は緊急性が高い所見です。

3.視束管骨折
記述としては正しい。
眼窩周囲や頭蓋底に強い外力が加わると、視束管骨折を伴うことがあります。視神経障害との関連で注意します。

4.脳しんとう
記述としては正しい。
眼窩底破裂骨折は顔面・頭部外傷として起こるため、脳しんとうを伴うことがあります。受傷後の意識状態、嘔吐、頭痛などの確認が必要です。

覚えるポイント

  • 眼窩底破裂骨折では複視、眼球運動障害、眼球陥凹、眼窩下神経障害が重要。
  • 視力低下や視神経障害は緊急性が高い。
  • 顎関節脱臼は眼窩底破裂骨折の合併症としては適切でない。
  • 顔面外傷では頭部外傷の合併も確認する。

関連問題

34PM7234PM74
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)