32AM7|第32回 柔道整復師国家試験 過去問
柔道整復理論・外傷学骨折各論鎖骨骨折
鎖骨骨折坐位整復法の助手の役割で誤っているのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
鎖骨骨折の坐位整復法では、助手の役割と術者の役割を区別します。
助手は、患者の状態を観察し、患肢や姿勢を保持して整復操作を助けます。骨片転位を直接除去する主操作は、基本的に術者の役割です。
解説
鎖骨骨折では、骨片の転位を整復し、短縮や重なりを改善することが重要です。
坐位整復法では、患者を坐位にして肩甲帯の位置を整えます。助手は患者の体幹や患肢を安定させ、胸を張る姿勢を保持することで整復しやすい状態をつくります。
一方、骨片の転位を除去する直接的な整復操作は術者が行います。したがって、助手の役割として「上方転位の除去」とするのは誤りです。
整復で見るポイント
鎖骨骨折では、近位骨片と遠位骨片の転位方向を整理します。整復操作、患肢保持、姿勢保持を誰が行うかも国試で問われます。
選択肢の確認
1.患者の観察
記述としては正しい。
助手は整復中に患者の表情、疼痛、気分不快、しびれ、顔色などを観察します。安全に整復を行うために重要な役割です。
2.患肢の保持
記述としては正しい。
助手は患肢を安定させ、整復操作が行いやすいように保持します。患肢の保持は助手の役割に含まれます。
3.上方転位の除去
正答。記述としては誤り。
骨片転位を直接除去する整復操作は、主に術者が行う操作です。助手は姿勢や患肢を保持して補助しますが、上方転位の除去そのものを担当するわけではありません。
4.胸を張る姿勢の保持
記述としては正しい。
胸を張る姿勢を保持すると、肩甲帯が後方に引かれ、鎖骨骨折の短縮転位を改善しやすくなります。助手の補助として適切です。
覚えるポイント
- 鎖骨骨折坐位整復法では、助手は観察、患肢保持、姿勢保持を行う。
- 直接的な転位除去は術者の役割。
- 鎖骨骨折では、肩甲帯を後方へ保つ姿勢が整復に関係する。