32AM21|第32回 柔道整復師国家試験 過去問
柔道整復理論・外傷学脱臼・小児肘肘関節脱臼・肘内障
肘内障で正しいのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
肘内障は、小児に多い橈骨頭の輪状靱帯からの亜脱臼です。
典型的には、前腕を回内位にして、痛がって使わなくなります。
解説
肘内障は、幼児の手を急に引っ張ったときなどに起こります。橈骨頭が輪状靱帯から部分的にずれる状態です。
患児は肘を軽く曲げ、前腕を回内位にして、上肢をだらりと下げるような姿勢をとります。腫脹や皮下出血は通常目立ちません。
骨折や完全脱臼と異なり、著明な変形や強い腫脹が乏しい点が特徴です。
鑑別のポイント
小児で「手を引っ張られた後に腕を使わない」「前腕回内位」「腫脹が目立たない」とくれば肘内障を考えます。腫脹や皮下出血が強い場合は骨折も疑います。
選択肢の確認
1.腫脹が著明である。
誤り。
肘内障では、腫脹は著明ではないことが多いです。強い腫脹がある場合は、骨折や他の外傷を考える必要があります。
2.前腕は回内している。
正しい。
肘内障では、前腕は回内位をとることが多いです。患児は腕を使いたがらず、前腕を回内して下げた姿勢を示します。
3.橈骨頭が前方転位している。
誤り。
肘内障は、橈骨頭が完全に前方転位する脱臼ではなく、輪状靱帯との関係で生じる亜脱臼です。前方転位として整理するのは不適切です。
4.肘外側に皮下出血がみられる。
誤り。
肘内障では皮下出血は通常目立ちません。皮下出血がみられる場合は、骨折や強い打撲など他の外傷を疑います。
覚えるポイント
- 肘内障は幼児に多い。
- 手を急に引っ張られて発生しやすい。
- 前腕は回内位をとる。
- 腫脹や皮下出血は著明でない。