32AM22|第32回 柔道整復師国家試験 過去問
柔道整復理論・外傷学脱臼・手指手指PIP関節脱臼
示指PIP関節背側脱臼で正中索損傷を合併している場合の固定で正しいのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
PIP関節背側脱臼に正中索損傷を合併している場合、PIP関節の伸展機構を守る固定が重要です。
正中索損傷では、PIP関節を伸展位で固定します。
解説
正中索は、指伸筋腱の一部で、PIP関節の伸展に重要な役割をもちます。損傷すると、PIP関節の伸展障害が生じ、放置するとボタン穴変形につながることがあります。
示指PIP関節背側脱臼に正中索損傷を合併している場合は、PIP関節の伸展位を保ち、損傷した伸展機構に過度な負担をかけないようにします。
固定では、必要な関節を適切に固定しつつ、不要な範囲まで広く固定して拘縮を起こさないことも重要です。
施術現場での注意点
指の脱臼では、整復後も腱損傷や靱帯損傷の合併を見逃さないことが大切です。PIP関節の伸展が保てない場合は、正中索損傷を疑います。
選択肢の確認
1.固定指は示指から小指とする。
誤り。
示指PIP関節の損傷で、示指から小指まで広く固定する必要はありません。過剰な固定は他の指の拘縮や機能低下につながるため不適切です。
2.固定肢位はPIP関節伸展とする。
正しい。
正中索はPIP関節伸展に関与します。正中索損傷を合併している場合は、PIP関節を伸展位で固定して伸展機構を保護します。
3.固定範囲はMP関節手前から指尖部までとする。
誤り。
固定範囲は損傷部位と合併損傷に応じて決めます。MP関節手前から指尖部までの固定という記述は、この問題の正答としては不適切です。必要な関節を固定し、不要な関節固定を避けることが重要です。
4.固定期間は5週とする。
誤り。
固定期間は損傷程度や治癒状況によって判断しますが、この問題では固定肢位が問われています。5週という期間は正答として扱われません。
覚えるポイント
- 正中索はPIP関節伸展に関係する。
- 正中索損傷ではPIP関節伸展位固定が重要。
- 放置するとボタン穴変形につながることがある。
- 指の固定では、過剰固定による拘縮にも注意する。