119D039|第119回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床小児歯科学
初めて歯科を受診する小児に有効な対応法はどれか。1 つ選べ。
解答・解説を見る
正解: b
正答
b
この問題のポイント
初めて歯科を受診する小児には、説明し、見せ、実際に行うTell-Show-Do法が有効です。予測可能性を高め、不安を軽減します。
解説
Tell-Show-Do法では、まず年齢に合った言葉で何をするか説明し、次に器具や操作を安全な形で見せ、最後に説明どおりの処置を行います。
初診児では、未知の器具、音、振動、においへの不安が大きいため、段階的に慣らすことが重要です。約束した内容と実際の操作を一致させることで信頼関係を築きます。
強制的・罰的な方法ではなく、肯定的強化やモデリングなどを組み合わせます。
選択肢の確認
a.タイムアウト法
誤り。
タイムアウト法は不適切行動への対応として強化刺激を一時的に除く方法で、初診児への基本的導入法ではありません。
b.Tell-Show-Do 法
正しい。
Tell-Show-Do法は処置を説明し、見せ、実施することで初診児の不安を軽減します。
c.フラッディング法
誤り。
フラッディング法は強い不安刺激へ一度に曝露する方法で、初めての歯科受診児に基本的に用いる方法ではありません。
d.レスポンスコスト法
誤り。
レスポンスコスト法は望ましくない行動に伴って強化子を失わせる方法で、初診時の第一選択ではありません。
e.ハンドオーバーマウス法
誤り。
ハンドオーバーマウス法は現在の小児歯科における基本的行動調整法として推奨されず、初診児への適切な対応ではありません。
覚えるポイント
- 初診児にはTell-Show-Do法を用います。
- 説明と実際の操作を一致させて信頼を得ます。
- 肯定的強化や段階的脱感作を組み合わせます。