119B067|第119回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床保存修復学
モノマーの構造式を示す。 接着性モノマーはどれか。2 つ選べ。
2つ選択
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正解: c・d
正答
c、d
この問題のポイント
接着性モノマーは、レジンと共重合する 重合性基と、歯質や金属・セラミックスへ結合する 機能性基を同一分子内にもつ構造です。正答はウとエです。
解説
歯質接着性モノマーには、メタクリロイル基などの重合性基と、リン酸基やカルボキシ基などの親水性・接着性官能基があります。たとえば10-MDPはリン酸基によりハイドロキシアパタイトや一部の金属酸化物へ結合し、メタクリロイル基がレジンマトリックスと重合します。
構造式問題では、分子の一端に炭素間二重結合を含む重合性基があるか、反対側にリン酸基・カルボキシ基・シラン基などの被着体へ作用する官能基があるかを確認します。
選択肢の確認
a.ア
誤り。
図選択肢です。図の具体的構造から、重合性基と被着体へ結合する機能性基の両方があるかを確認します。アは正答に含まれません。
b.イ
誤り。
図選択肢です。単なる架橋性モノマーや希釈モノマーとの違いを官能基から判定します。イは正答に含まれません。
c.ウ
正しい。
図選択肢です。接着性モノマーに該当します。重合性基に加え、歯質または修復材料へ作用する機能性基をもつ構造として確認します。
d.エ
正しい。
図選択肢です。接着性モノマーに該当します。重合可能な二重結合と接着性官能基の組合せが判断点です。
e.オ
誤り。
図選択肢です。重合性だけでなく被着体と相互作用する官能基が必要です。オは正答に含まれません。
覚えるポイント
- 接着性モノマーは重合性基と機能性基をもちます。
- 歯質接着ではリン酸基・カルボキシ基などを確認します。
- 構造式では官能基を一つずつ探します。