119A087第119回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床保存修復学

窩洞形態に対するC ファクターの模式図(別冊No. 31)を別に示す。 C 値が2.0 であるのはどれか。1 つ選べ。

119A087の問題画像
解答・解説を見る

正解: d

正答

d

この問題のポイント

Cファクターは、コンポジットレジン窩洞における接着面の数を自由面の数で除した値です。図中エはC値が2.0です。

解説

光重合型コンポジットレジンは重合時に収縮します。接着面が多く自由に変形できる面が少ないほど、収縮応力を逃がしにくくなります。この拘束の程度を示すのがCファクターです。

Cファクター = 接着面数 / 非接着自由面数

たとえば接着面が2面、自由面が1面ならC値は2.0です。図では各窩洞について材料が歯質と接着する面と、口腔側へ開放された自由面を数えます。値が大きいほど収縮応力、辺縁漏洩、術後知覚過敏などへの配慮が必要です。

画像の確認

実画像は黄色を修復物、緑系を歯質として、各窩洞の接着面と非接着自由面を立体表示している。エは修復物の4面が歯質に接着し、2面が自由面となる形態なので、接着面数/自由面数で定義するCファクターは2.0となる。

選択肢の確認

a.ア
誤り。
アは図選択肢です。図の接着面数を自由面数で除した値が2.0にならないため該当しません。窩洞の見かけの大きさではなく面数を数えます。

b.イ
誤り。
イは図選択肢です。接着面と自由面の比が2対1ではないため、C値2.0ではありません。

c.ウ
誤り。
ウは図選択肢です。接着面数 / 自由面数を計算すると2.0になりません。

d.エ
正しい。
エでは接着面数と自由面数の比が2対1となるため、Cファクターは2.0です。

e.オ
誤り。
オは図選択肢です。接着面数と自由面数の比が2.0ではありません。

覚えるポイント

  • Cファクター = 接着面数 / 自由面数です。
  • C値が高いほど重合収縮応力を逃がしにくくなります。
  • 分割積層塡塞は一度に拘束される接着面を減らす工夫です。

関連問題

119A086119A088
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)