119A007|第119回 歯科医師国家試験 過去問
社会歯科法規・医療制度
患者の人権尊重に寄与するのはどれか。2 つ選べ。
2つ選択
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正解: c・d
正答
c、d
この問題のポイント
患者の人権尊重では、患者が十分な情報を得て、自分の価値観に基づいて意思決定できることが中心です。
解説
セカンドオピニオンは、別の医療者から診断や治療選択肢について意見を得る機会です。患者の理解を深め、主体的な意思決定を支えます。
インフォームド・アセントは、法的な同意能力が十分でない小児などにも、発達段階に応じて説明し、本人の理解と賛意を得ようとする考え方です。代理同意だけで済ませず、本人の尊厳と参加を大切にします。
医療倫理上のポイント
医療者が一方的に決定するのではなく、患者が情報を得て意思決定へ参加できる環境を整えることが重要です。
選択肢の確認
a.後発医薬品の普及
誤り。
後発医薬品の普及は医療費や薬剤選択に関係しますが、それ自体が患者の人権尊重を直接目的とする仕組みではありません。
b.医療費適正化計画の推進
誤り。
医療費適正化計画は医療費の適正化や健康保持を政策的に進めるもので、個々の患者の意思決定権を直接保障する制度ではありません。
c.セカンドオピニオンの推奨
正しい。
セカンドオピニオンは患者が複数の専門的意見を得て治療を選択することを助け、自己決定権の行使に寄与します。
d.インフォームド・アセントの普及
正しい。
インフォームド・アセントは、小児など本人にも理解できる形で説明し、意思を尊重するため、人権尊重に寄与します。
e.ライフステージに応じた保健目標の設定
誤り。
ライフステージに応じた保健目標は健康政策・保健活動の設計に有用ですが、患者個人の権利保障を直接示すものではありません。
覚えるポイント
- セカンドオピニオンは患者の自己決定を支援します。
- アセントは同意能力が十分でない本人にも説明し、賛意を得る考え方です。
- 代理人の同意があっても、可能な範囲で本人の意思を尊重します。