119C030|第119回 歯科医師国家試験 過去問
社会歯科法規・医療制度
63 歳の男性。上顎左側犬歯の補綴装置の脱離を主訴として来院した。レジン前 装冠と支台築造体が一塊として脱離していた。診察と検査の結果、支台築造体のポ ストは短いが、根管充塡と根尖部周囲組織に異常を認めない。根管形成を行い、直 接法による支台築造を行うこととした。初診時の口腔内写真(別冊No. 6A)、使用 する材料の写真(別冊No. 6B)及び使用する器具の写真(別冊No. 6C)を別に示す。 操作に用いるのはどれか。3 つ選べ。

3つ選択
解答・解説を見る
正解: b・c・d
正答
b、c、d
この問題のポイント
直接法による支台築造では、根管内の清掃・接着処理、ポストの設置、支台築造用レジンの填入・形成に適した器具を選びます。正答はイ、ウ、エです。
解説
本症例では根管充塡と根尖部に異常がなく、短いポストを改善するために根管形成後、直接法で支台築造を行います。一般にラバーダム防湿、根管内処理、接着操作、ポスト試適・固定、支台築造用コンポジットレジンの填入と形態修正を順に行います。
器具写真では、先端形態、把持部、使用部位を確認し、根管形成用、接着操作用、レジン填入・形成用の器具を識別します。
画像の確認
実画像Aでは上顎左側犬歯の歯冠部が大きく喪失して根管口が露出し、Bは直接支台築造用のファイバーポストである。Cのイ・ウはポスト孔形成と適合調整に使う回転器具、エはファイバーポストを所定長に切断するダイヤモンドディスクであり、この三器具を操作に用いる。
選択肢の確認
a.ア
誤り。
アは図選択肢です。
b.イ
正しい。
イは図選択肢です。設問では、直接法による支台築造操作に用いる器具です。
c.ウ
正しい。
ウは図選択肢です。設問では、根管内または築造材料の操作に必要な器具です。
d.エ
正しい。
エは図選択肢です。設問では、直接法支台築造に用いる器具です。
e.オ
誤り。
オは図選択肢です。
覚えるポイント
- 直接法支台築造は根管内処理、接着、ポスト固定、レジン築造の順で考えます。
- 器具は先端形態と使用目的を対応させます。
- 画像問題では器具の形態だけでなく、操作順序も確認します。