118D080第118回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床口腔外科学

直接経口抗凝固薬〈DOAC〉服用患者の抜歯で適切なのはどれか。2 つ選べ。

2つ選択
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正解: a・d

正答

a、d

この問題のポイント

DOAC服用患者の通常の抜歯では、血栓塞栓症リスクを避けるため原則として自己判断で休薬せず、局所止血を確実に行います。

解説

DOACは作用時間が比較的短く、PT-INRでは抗凝固作用を適切に評価できません。単純抜歯などでは、腎機能、服薬時刻、出血リスクを確認し、原則として継続下で処置します。

抜歯後は止血材、圧迫、縫合などの局所止血を行い、十分な止血を確認してから帰宅させます。休薬が必要と考えられる高侵襲処置では、処方医と連携して決定します。

全身管理上の注意点
患者へ自己判断の休薬を指示してはいけません。最終服薬時刻、腎機能、併用薬、処置範囲を確認します。

選択肢の確認

a.抜歯創を縫合する。
正答。適切です。
抜歯創の縫合は局所止血を確実にするため適切です。

b.永久的止血法を行う。
この条件では適切ではありません。
永久的止血法という考え方ではなく、圧迫、止血材、縫合などの局所止血を組み合わせます。

c.抜歯前にPT-INR を測定する。
この条件では適切ではありません。
PT-INRはワルファリンの管理に用い、DOACの抗凝固作用を適切に反映しません。

d.原則として休薬せずに抜歯する。
正答。適切です。
通常の抜歯では原則としてDOACを休薬せず、局所止血を徹底します。

e.抜歯前にステロイドカバーをする。
この条件では適切ではありません。
ステロイドカバーは副腎抑制が懸念される長期ステロイド使用患者で検討するもので、DOAC服用とは関係ありません。

覚えるポイント

  • DOACは原則継続下で通常抜歯を行います。
  • 縫合など局所止血を徹底します。
  • PT-INRはDOAC評価には用いません。

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